平野くんと置き傘 .。 (ページ37)

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店員さんに案内され、

私は紫耀くんと向かい合わせの席に座る

紫「俺な、この店のショートケーキ

大好きやねん！！！

Aちゃんに食べて欲しいな～思うて」

＂楽しみやな～♪＂なんて嬉しそうに

メニューを見る紫耀くん

.

.

可愛い.... ♡

そんな紫耀くんをじーっと見ていると

紫「Aちゃん、何頼むか決めt...」

顔を上げた紫耀くんと目が合う

.

.

紫「ん？？どした？？」

「..えっ！？あ、ああ、なんでもない！！

わたしは何食べよっかなあ♪」

メニューを開く . そこには

マスカットのジュレや、生チョコケーキ

木苺のケーキ、クリームブリュレなど

美味しそうなものがいっぱい載ってる

「全部美味しそう...」

いつの間にか出てた言葉

紫「ふふっ(笑)やろ？

ここの店ほんまうまいねん！！」

「紫耀くんは、何にしたの？」

紫「俺はなー、いちごがいっぱい乗ったケーキ！」

.

.

紫「でもなー、モンブランも気になってん」

なに....いちご選ぶとか可愛すぎでしょ..

「あ、じゃあ私モンブランにしようか？」

紫「え！？ええの？」

「うん！私モンブラン好きだし、」

紫「ほんま！？ありがとう！！」

そして、紫耀くんが注文してくれた

店員「お待たせいたしました。

いちごのケーキと、モンブランです

カップルですか？♡

どうぞ、ごゆっくりしていってくださいね♪」

私・紫「....//」

もう！！店員さんが冷やかすから！(笑)

紫「カップルやって、俺ら(笑)」

紫耀くんが照れたように笑う

「そう...見えるのかな？(笑)

それより、食べよ？」

紫「おん！！」

私は、綺麗な色をしたモンブランを手に取る

パクッ

「美味しい...」

栗の甘みが口いっぱいに広がって、

甘さが控えめなスポンジケーキとよく合う

すごい上品な味

モンブランってこんなに美味しかったっけ...

紫耀くんを見ると

＂うんま～っ！！＂と言いながら

口いっぱいに入れている