平野くんと置き傘 .。 (ページ22)

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「い、いや...あの...」

どう答えればいいのかわからない私

紫耀くんは答えが気になるのか

紫耀くんより背が低い私の顔を覗いてくる

そんなことされたら、目は当然合ってしまう

そこには真面目な顔をした紫耀くん

そんなに答え、気になるのかな？？

紫「まぁーいいや！！(笑)

Aちゃんこそ、遅ない？」

「あ！！うん！！もうちょっとで

ステージがあるから！！」

紫「ステージ？なんの部活？」

「ダンス部だよ！」

紫「あ～！そんな感じするわ～！」

うんうん、と頷く紫耀くん、

紫「いつあるん？」

「来週の日曜日！！」

紫「日曜かあー、空いてたら行こうかな♪」

えっ、まってほんとに？

私、信じるよ？

「ほんとに、？？？」

紫「おん！！廉と神(じん)つれていくわ！」

「ほんと！？ありがとう！！嬉しい！！」

満面の笑みで紫耀くんに言った

紫耀くんが来るとか、、緊張するな、、

あのチャラい人も来るのか、、(笑)

紫「///」

紫耀くんどうしたんだろう、顔赤いし、

私は紫耀くんを下から覗き込んで

「どうしたの？顔赤いよ？

暑いなら、カーディガン脱げば？？」

紫「か...やろ」

「へ？？もう一回！」

声が小さくて聞こえなかった

紫「いや、大丈夫！あ、ほら、着いたで！」

「え？あ、ほんとだ！」

ついの間にか、私の降りる駅に

ほんとに紫耀くんといると、時間が過ぎるのが早い

私は別れる際

「日曜日、待ってるね！！ばいばい！！」

紫耀くんに手を振る

紫耀くんもにこっと微笑んで

手を振り返してれた

可愛い ...

私はそれだけでも嬉しくて、

軽くスキップをしながら家に帰った

＂か....やろ＂

あの時、何が言いたかったんだろう ...

その疑問は消えないままだった