平野くんと置き傘 .。 (ページ17)

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その後、大吾とはちょっときまずかったが

家まで送ってくれた

大「じゃあ、、おやすみ」

「うん！ばいばい」

家に入ろうとすると

大「あ！あのさ、」

「？？なに？」

なにか言いたそうな大吾

どうしたのかな

大「あ、いや、なんでもない

おやすみまた明日」

と言って、足早にＵターンして帰っていった大吾

なんか今日の大吾、変だったな

何が言いたかったんだろう？？

と思いながら、家に入った

── 翌日 ──

昨日の帰りは紫耀くんいなかったな～

今日の朝は会えるよね ♪

最近、紫耀くんと朝の電車で会のが

緊張もするけど、楽しみで仕方がない

＂まもなく列車が参ります～＂

ガタンゴトンッ

あ！！きた！！

え...？

紫耀くんのいつもは空いてる隣の席には

同じ学校らしき女の子がいた

めっちゃ美人じゃん、、、

しかもすっごい楽しそうだし

彼女かなあ ..

ああ、だめだ泣きそう

今考えれば、紫耀くんに彼女がいるなんて、

当たり前のことだよね

あの眩しい笑顔も、向けてくれるのは

私だけじゃないんだよね

そう思ってると、紫耀くんが私に気づいたのか

紫「Aちゃん ♪」(小声)

語尾に音符がつきそうなくらい

笑顔で私の名前を呼んでくれて

小さく手を振ってくれた

もちろん隣にいる女の人には

わかるわけで、私を見てくる

女の人もすごい可愛い笑顔で

わたしにニコッってしてくれる

傍から見れば、美男美女カップルにしか見えない

すると、

紫「まりなはさ、なんで ...～」

ま「紫耀が～ ...」

聞こえてきた会話

え...、今、まりなって言ったよね

キーホルダーの名前の人だよね

やっぱり、彼女かなんかなの ... ？？

考えれば考えるほど、悪い考えしか出てこない

...無理っ、泣きそう ... 、

なんでこんなに苦しいの...