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ついに。 ページ28

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Aside

『…採菊さん、聞かせてください。お話』



条野「はい。じゃあ、お話しますね」



何を話されるのか分からずドキドキする気持ち。
それと同時に話を察している気持ち。
そんな矛盾した気持ちが心の中で渦のようにぐるぐると回っている。

察しているけれど分からない、というのは信じたくないからか…はたまた期待が崩れるのが嫌だということか、自分でもよく分からない。



条野「私は、この任務を通して……いえ、それより少し前から貴方に惹かれていました。

…ですが、Aさんは男性恐怖症。この気持ちは叶わぬものだと思いました。そんな時にあの任務がきました。それで貴方の色々な一面を見て、諦めきれなくなってしまいました。」



『採菊さん…』



そんなことを思っていてくれていたの…?



条野「そして今日。過去の話を聞いた時、襲いかかる相手へ湧いてくる怒りと共にこんなことを感じました。


___貴方を傍で守っていたいと。」



『!』



条野「…Aさん。貴方のことが好きです、よろしければ私と恋人になりませんか?」



『……っ、』



あぁ……この気持ち、懐かしいな…今までずっと気付かないふりをしていただけだったんだ。



『__私を貴方の恋人にしてください』


.



条野side
“私を貴方の恋人にしてください“

その言葉を聞いた瞬間、大きく鼓動が鳴るのが分かった。自分もAさんも。


条野「はい、お願いします。」



『…あの、採菊さん。私貴方なら良いと思えること沢山あります。

あ、いや……まだ、怖い事の方が多いです。でも…貴方との接吻も抱き合うのも、手を繋ぐのも良いです。段々とやっていきたいです。』



条野「…ゆっくり、やっていきましょう。」



…こうやって話が出来るのも数ヶ月前を思い出せば、夢みたいで。

こんな危険な仕事をしているからこそ、
改めて傍でずっと守りたいと思った。


条野「Aさんのこと、一生をかけて幸せにします。」



『! _よろしくお願いします。』




猟犬の6人目は、男性恐怖症だそうで _fin

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しゅあ(プロフ) - lokilokiさん» コメントありがとうございます!凄く嬉しいです*ˊᵕˋ* これからも是非この作品お願いいたします! (3月16日 6時) (レス) id: d9ff4faa7c (このIDを非表示/違反報告)
lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (3月14日 22時) (レス) id: 6e53b86b4a (このIDを非表示/違反報告)
しゅあ(プロフ) - 黒蜜おもちさん» コメントありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです。これからもこの作品をよろしくお願いします! (10月31日 18時) (レス) id: d9ff4faa7c (このIDを非表示/違反報告)
黒蜜おもち - この作品大好きです (10月31日 17時) (レス) @page20 id: 5bb5d0d984 (このIDを非表示/違反報告)
しゅあ(プロフ) - 桜餅だよさん» コメントありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです。これからもよろしくお願いします! (7月26日 20時) (レス) id: d9ff4faa7c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しゅあ | 作成日時:2023年6月25日 22時

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