休暇 ページ24
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Aside
『あっ、採菊さん。おはようございます』
条野「Aさん。おはようございます」
任務が終わり、しばしの休暇を頂いたこの日。
採菊さんに少し付き合って欲しい、と誘われ
最初は驚いたものの、する事も無いしと思い承諾
正直、任務が終わって採菊さんとこんな風にお出かけするとは思ってなかった。
『今日はどこに行くんですか?』
条野「実は今日はAさんに聞きたい事がありまして。」
『え?聞きたいこと、ですか?』
条野「もしよろしければですが、私の家でも良いでしょうか?」
『家…ですか、、』
まだ男の人と2人きりというのには少なからず
抵抗があるし……何かあったら迷惑もかかる、
でもこの時、なぜだか採菊さんなら良いような気がして、
気付けば、「行きます」とそう返事をしていた
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『この家に来るのも、あの作戦会議以来でしょうか?』
条野「そうですね、まぁ以前と何も変わっていませんし、とりあえず飲み物を用意しますね
コーヒー、カフェオレのどちらかしかありませんが…」
『じゃあ、コーヒーのミルクありでお願いします』
条野「分かりました」
甘い物はあまり好きな方では無いが、
ブラックコーヒーは飲めない。
しかし、前も思ったけれど本当に物の無い部屋だなぁ……必要最低限って感じ
条野「Aさん、どうぞ。」
『わぁ、ありがとうございます。』
条野「…では、本題です」
『は、はい』
採菊さんが改まって言うから、
こっちまで身構えてしまう
条野「任務の時に思ったんですよ。貴方の過去は何なんだろう、と。
確かに、貴方が男性恐怖症なのは知っています。ただ、任務で犯人を見た貴方は異常なほどの恐怖心を持っていた」
『え…と、、』
条野「普段我々に感じているよりも遥かに。その中には……そうですね、少しの憎しみもあったでしょう」
『それ、は……』
全て、見透かされているかのような感覚になる。
私があの時犯人に感じていたこと全てを。
条野「聞かせてくれませんか。私に、貴方の過去のことを」
『過去の、話ですか』
怖い、それと同時にこの人になら話せる。
そんな気持ちがあった。
本当に、どうしてなんだろう。
でも、ここで話して何か変わるのなら…
『…長くなります。聞いてくれますか』
条野「はい。いくらでも」
私は採菊さんを信じて話すことを決断した。
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しゅあ(プロフ) - lokilokiさん» コメントありがとうございます!凄く嬉しいです*ˊᵕˋ* これからも是非この作品お願いいたします! (3月16日 6時) (レス) id: d9ff4faa7c (このIDを非表示/違反報告)
lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (3月14日 22時) (レス) id: 6e53b86b4a (このIDを非表示/違反報告)
しゅあ(プロフ) - 黒蜜おもちさん» コメントありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです。これからもこの作品をよろしくお願いします! (10月31日 18時) (レス) id: d9ff4faa7c (このIDを非表示/違反報告)
黒蜜おもち - この作品大好きです (10月31日 17時) (レス) @page20 id: 5bb5d0d984 (このIDを非表示/違反報告)
しゅあ(プロフ) - 桜餅だよさん» コメントありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです。これからもよろしくお願いします! (7月26日 20時) (レス) id: d9ff4faa7c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しゅあ | 作成日時:2023年6月25日 22時