猟犬の6人目は男性恐怖症だそうで【条野採菊】

番外編：熱 ページ14

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作戦決行、の前に番外編を1つ。
こちらは偽装カップルになる前のお話です
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Aside.

『…はぁ、』


何か暑い…頭も痛い、
熱出したかも……うぅ、強化手術したから
無縁だと思ってたんだけど……


『はぁ…』


末広「…何かあったか」


『っわ！て、鐵腸さん…』


末広「驚かせてしまったか？すまない。」


『あ、いえ…それで、その……何か、とは？』


末広「さっきから溜め息が多い。何かあったからでは無いのか？」


溜め息…してたのかな、、無意識だった…

でも、私が体調悪いのバレたら迷惑だろうし…


『なんでも…ない、です。』


末広「む、そうか。では任務に行ってくる」


『あ、行ってらっしゃい鐵腸さん。』


今日は任務が無いのが不幸中の幸いなのかな…
ふぅ…よし、とにかく資料作ろう。


.(１２：３０)


大倉「A〜！」


『ん…あ、輝子さん。どうしましたか？』


大倉「昼を食べに行こうと思ったのじゃが…お主大丈夫か？」


『何がですか？』


大倉「顔が少々火照っているぞ？真逆熱でも…」


『っ…大丈夫です。大丈夫ですよ、きっと気の所為です』


大倉「うーむ…まぁ、無理するでないぞ？」


『有難うございます。お昼、行きましょうか』


大倉「うむ！」


誤魔化したはいいけど…どうしよう、、

あんまり食欲無いし、、フラフラする…しんどい
今からでも断ろうか…いや、でも…


「Aさん。」


『はい、って…条野さん……』


大倉「なんだ条野、今から2人で昼を食べに行くところなんじゃが？」


条野「そうでしたか、それはすみません。実は隊長から話があるそうで…」


隊長が…？あれ、でも今日は隊長派遣任務じゃ……


大倉「それは本当か条野？隊長は任務に行ったはずでは…」


条野「すみません、言葉足らずでしたね。先に伝言を預かっているんですよ」


大倉「なるほど、、」


条野「えぇ、ですからお昼は副長1人でお願いします」


大倉「うむ…仕方が無い。A、また明日な！」


『あ…はい。』


条野「では行きましょうか」


え、どこに行くんだろ…
伝言ならここで伝えればいいのに、

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