【HQ】烏野バレー部の最強マネージャー

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武田「実はね_____...」




ガラッ




先生の言葉が言い終わらないうちに体育館の扉が全開に開けられた。




『あ！やっぱりバレー部だ！』


菅原「え？」




黛 Aによって。




「「えぇぇぇぇぇぇ！！？」」

『えぇ！？』




この騒ぎで後で教頭先生に遅られたのは言うまでもなかった。









『えーっと、改めまして！黛Aです！』




動揺を隠せないバレー部にケロッと笑いながら挨拶するA。




影山「ほ、ほほほ本物っすか！？」

『本物です！』

影山「握手してもらって良いっすか！」

『良いよ良いよ！』

田中「おぉ...写真で見るより男前だ！」

縁下「おい田中失礼だぞ！相手は女の子！」

『平気ですよ？私女子扱い慣れてないので！』

縁下「それはそれでどうなの」

山口「すっげー！マジで黛さんだ！感激だねツッキー！」

月島「山口うるさい。興奮しすぎ」

山口「ごめんツッキー！」

『ははっ！眼鏡くんは冷静で助かるなぁ！』

澤村「あの、盛り上がってる中悪いんだが、肝心な質問させてもらってもいいか？」




謙虚君に手を挙げて質問する澤村。
偉いな、と感心しながら『はい』と返事をする。




澤村「なんで君みたいな子がここにいるんだ？」

『あれ、言ってませんでした？私明日から烏野に転入することになってるんですよ。今日はその手続きをしに来たんです』

田中「転入ぅ！？」




またも飛び出しそうなほど目を丸くする。




忙しい人達だな。




『はい。で、帰ろうとしてこの体育館の前を通ったら偶然ネットが見えたので来ちゃいました！』




ふんっと満足そうに笑うA。すると日向がキョトンとした顔で近づいてきた。




日向「黛さんってバレーやってるんですか？」

『え』




その質問に目を丸くしたA。

もしかしてこの子...




影山「ひっ日向ボゲェ！さっきの雑誌見てなかったのか！？」

日向「見てねぇよ！てかボロボロだったじゃんか！」

影山「顔見ても分かんねえのか！？」

日向「身長が大きいなくらいしか分かんねぇ！」




あぁ、やっぱり。




『ははっ...』

山口「え？」

『あっはははっ！』




突然の笑い出しに戸惑う日向。




『ねえ、君名前は？』

日向「あ、ひ、日向翔陽です！」

『翔陽...ね』




Aは少しの間日向をじっと見つめていたが、目を反らすや否やカバンを開けバッシュを取り出し




『すみません、誰かトス上げてくれる人いませんか？』


「「！！」」

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