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『え...』
Aは目を丸くした。
及川「あれ、嫌だった?」
『とんでもないです。ただ、今試合終わったばっかりで体育館掃除してるのに...』
及川「あぁ!それなら心配いらないよ。どうせ皆これから自主練だし。ね?岩ちゃん」
岩泉「おう」
いつの間にいたのかAの後ろから岩泉がやってきた。
及川「俺の実力見せたんだからさ、今度はAちゃんが見せてよ?」
『良いんですか?』
及川「だから良いって言って...『そうじゃなくて』ん?」
Aが及川の言葉を遮る。
『今までトスを上げてくれたセッターはいつも私が満足する前にダウンしちゃうんですよ。...この意味分かりますか?』
岩泉「!お前...」
『及川さんは...どこまでついて来れますか?』
Aの前髪からのぞく瞳に二人はゾッと背筋を震わせたが及川は「ははっ」と笑い声を漏らし
及川「どこまでも!」
ジャージの上着をバサッと脱ぎ捨ていつでも良いよと言わんばかりにコートに立った。
花巻「お、なになに?及川自主練?」
岩泉「いや、黛がスパイク打つらしい」
松川「えっ!?マジで!?」
金田一「生であのスパイク見れるんすか!?おい国見!お前が好きな黛さんの渡「国見もういる」ええっ!?」
国見「...」
矢巾「無気力のあの国見が凄え食いついてる!」
いつの間にかバレー部含みギャラリー席にいた生徒達さえもがコートの周りに集まってきていた。
『なんでこんなに見られてんですか』
及川「そりゃ見たくなるよ。なんてったって破壊神様のスパイクだし!」
『誰が破壊神だ』
岩泉「うおっ!服装からしてもうカッケェな」
国見「(カシャカシャカシャカシャ)」
松川「国見連写やめろ」
軽く準備体操をして体をほぐしたAは『お願いします』と一礼しコートに入った。
月島「あれ、Aがコート立ってる」
山口「本当だ!ってかその周りすごいギャラリーだね」
日向「なんだなんだ!?Aなんかすんのか!?」
澤村「ちょっ、もう帰る時間なんだが...」
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Sum(プロフ) - 綺羅さん» ただの趣味です笑でも、そう言っていただけて嬉しいです! (2016年10月23日 16時) (レス) id: 3e3b403e1f (このIDを非表示/違反報告)
綺羅(プロフ) - 絵が上手いですね〜! (2016年10月23日 10時) (レス) id: ba54971924 (このIDを非表示/違反報告)
Sum(プロフ) - 黒幕★さん» 返信遅くなり申し訳ありません!応援ありがとうございます!! (2016年9月11日 23時) (レス) id: 3e3b403e1f (このIDを非表示/違反報告)
黒幕★(プロフ) - とても面白いです!更新頑張ってください、応援してます!!^_^ (2016年8月24日 13時) (レス) id: 05b134d5fb (このIDを非表示/違反報告)
マナ - そうなんですか?すごいですね!さっき全部読んだんですが、とても面白くって、続きめっちゃ気になります。更新楽しみにしてます (2016年8月12日 20時) (レス) id: 4348a70c30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Sum | 作成日時:2016年6月26日 10時