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17話 ページ17

教室に戻ると、樹くんは1人で自分の席に座っていた。


唯香は何故か一緒にいなかった。




なんで居ないんだろうと思いつつ、自分の席に戻ると、クラスメイトの女子に囲まれた。




「ねえ!ジェシーくんとも仲良いの?!」

「京本くんのインスタ教えてほしいー」

「こーちくんに私の事紹介してよーー!」

「慎太郎くんと話させて!」




『は、ははっ…』




女子からの質問の嵐に私は全て笑って話を流した。


勿論、インスタとかも知るわけないし、今日初めて話したし、


私が頑なに答えようとしないからか女子たちは次第に諦め始め、自分の席に戻っていった。




今日は色んなことが起こって疲れる。


そしてやっぱり囲まれるのは得意じゃないな。


と思っていると、




田「なあ、付き合ってねぇんじゃねぇのかよ。」


『え、?』




横から樹くんがいきなり話しかけてきた。




田「なんなのあれ。

明らか、松村北斗ってやつAのこと彼女を見るような目で見てんじゃん」




だからなんなの?


それと樹くんは関係があるの?




浮気したやつが私たちの事に口を挟まないでほしい。









なんて、言えたら楽なんだろう。




でも私はそんなことを言えるほど強くなかった。




『あ、う、うん。』




色んな気持ちがごちゃごちゃして、私はまともな返事が出来なかった。




田「は、なにそれ。結局どっちなの。」




『えっと、あのね、』

「はーい、授業始めまーす」




丁度いいタイミングなのかは分からないけど、先生の号令がかかった。




本当は付き合ってないってはっきり伝えたいけど、北斗との約束は何故か破りたくても破れなくて、私はそれから何も言わなかった。

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一 ノ 瀬(プロフ) - ハマちゃっていっき読みしてます。38話〜も待ってます! (2023年3月17日 19時) (レス) @page37 id: c191460bd0 (このIDを非表示/違反報告)
May(プロフ) - はまっちゃいました!続き読みたいです! (2023年1月15日 16時) (レス) id: 41b5d3d037 (このIDを非表示/違反報告)
スリーズペン(プロフ) - イッキ読みしちゃった! ヤバい^^ ハマる。 続き読みたい。 キュンです♡♡ (2022年6月28日 22時) (レス) @page36 id: fdf6f0c470 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:スノストなにわ担 | 作成日時:2022年6月22日 11時

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