検索窓
今日:20 hit、昨日:16 hit、合計:469,193 hit

12話 ページ12

.




時間は過ぎてやっとお昼の時間になった。




いつもなら樹くんと唯香とお昼ご飯を食べていたけど、もう2人とは関われない。




そう言えば、松村北斗くんが教室まで迎えに来るって言ってたけど、あれは本当のことなんだろうか。




松「A、迎えに来たよ。食堂行こ」




噂をすればってやつなのか、教室になんの躊躇いもなくはいってきて、私の席までやってきた。


そうすると松村北斗くんは私の腕を引いて、手を取り指を絡め、恋人繋ぎをして歩き出した。




『ねぇっ、ちょっと、、いろいろ待って、!』


松「だめ。まだ待たない。」


『じゃあせめて、なんで付き合ってるって言ったか教えて、』




私は周りの人達に聞こえないぐらい小声で松村北斗くんに理由を聞いた。




松「正直に話すけど、俺はモテるのよ。で、あなたと付き合うことによって周りの女子を追い払えるし、あなたは俺と付き合うことによってあの2人を見返すことが出来るじゃない?」




松村北斗くんは 俺のくせして名案だよね。 と言った。


そんな理由だけで私と付き合うってことになっていいのかなと思った。




『で、でも、私みたいな地味で可愛くないのと付き合ってるってなったら、松村北斗くんに悪いよ。』


松「え?あなたそれ本気で言ってるの?それとも、裏切った親友の人に言われたとか?」


『ま、まあ、』


松「俺があの場に居たらあなたよりキレてた自信あるよ」


『え、?』


松「まあとにかく、俺とあなたは恋人ってことで。
あと、呼び名さ、松村北斗くんってフルネームじゃなくて、これからは北斗って呼びなさい」


『え、いや、でも、』


松「なによ。他に名案でもあるわけ?未練あるの?早く気持ち断ち切りたいんじゃないの?」


『う、うん、そうだけど、』


松「ならいいじゃない。みんなの前で俺は完璧な彼氏、そしてあなたはその俺の彼女ってことで」




本当にこの人は何を言っているんだろう。


もう何を言ってもこの人と付き合う設定は逃れられそうにもないので、私は黙って言うことを聞くことにした。

13話→←11話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (600 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
3693人がお気に入り
設定タグ:SixTONES , 田中樹 , 松村北斗
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

一 ノ 瀬(プロフ) - ハマちゃっていっき読みしてます。38話〜も待ってます! (2023年3月17日 19時) (レス) @page37 id: c191460bd0 (このIDを非表示/違反報告)
May(プロフ) - はまっちゃいました!続き読みたいです! (2023年1月15日 16時) (レス) id: 41b5d3d037 (このIDを非表示/違反報告)
スリーズペン(プロフ) - イッキ読みしちゃった! ヤバい^^ ハマる。 続き読みたい。 キュンです♡♡ (2022年6月28日 22時) (レス) @page36 id: fdf6f0c470 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:スノストなにわ担 | 作成日時:2022年6月22日 11時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。