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七海「何故、私を気遣うのですか」

そう言った彼の表情は曇りがかっていた。

『気遣ってなんかないよ、私が七海と話したいだけ』

七海「嘘だ。貴女は五条さんと共に居ることの方が多かったでしょう。明らかに態度が変わっています...灰原が亡くなってから」

『...』

七海「お気遣い感謝します。ですが、不要です。呪術師である以上、このようなケースは起こると理解はしています。私も馬鹿ではありません。」

『なんだ、七海も嘘つきじゃん』

七海「嘘など...ついていません」

『日に日にやつれていってるの誤魔化せてない。目元のクマもすごいし、前より表情も固くなった。

..理解はしてるけど、受け入れられてないんでしょ』

七海「...それはッ」

『確かに呪術師はそういうもの。でも呪術師も人間。親友の死は誰だって辛いはず。』

七海「そうだとしても、貴女が私を気遣う必要は無い..!」

『だって』

少し食い気味に言う。

七海は俯いたままだった。

『だって、独りは辛いでしょ』

七海「...っ」

独りは辛い。
親友が亡くなった後だと、尚更。

『...そんな顔しないでよ。泣いて欲しいわけじゃないの

ただ、笑って、幸せに生きて欲しいんだ』

『...それとね、私も少し今息詰まってるの。悟たちとちょっとすれ違ってる感じがしちゃって』

『だから、君と一緒にいたい。自己中だけど、許して欲しいな』

七海「貴女と言う人は...っ」

そう言った彼の表情は少し、ほんの少しだけ軽くなった気がした。

『お、その意気だナナミン!いつものノリを取り戻してきたぞ!』

七海「ナナミンは引っぱたきますよ」

『暴力的解決...それでこそナナミン!』

七海「貴女は私をなんだと思っているのですか..」

『ゴリラ』

七海「失礼にも程があります」

『あはは!あ、やべ、硝子に呼ばれてるんだった

またね七海!』

急いで教室を出ようとする


七海「....ありがとうございます」

そう七海が言った。

『こっちこそ!』

高嶺の花【五条悟】→←独り【七海建人】



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アシカ - 最後、かっこいいでーす! (4月4日 21時) (レス) @page11 id: ec31c901d5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:調味料 | 作成日時:2023年11月29日 21時

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