考えて見てくれよ【文スト】【太宰治】

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「お願い！出て！何か勝てる奴！」

私は逃げ乍らそんな事を言った

こういう時だけ頭働かないんだよ！

「何を言っている
…逃げ足は一人前だな、期待はしたのだが…所詮」

「期待に応えられずに申し訳ございませんでした！」

攻撃を一人前に避ける私はまるで運動していたかの様だった

汗かくわ

「そろそろか、
此処で息の根を止めてやる」

大体、何故この人は私を攻撃する？

意味わからん

てか、何故戦う？

平和という言葉を知らんのかこの世界の人間は

あ、そうだ

どうせ何でも出せるんだったら、

「お願い！戦う奴！
あ！戦車出て！戦車！」

「何を言っている？」

「驚かないで下さいね！？」

私は普通の自衛隊の、戦車をイメージしたのだった

此処道路広いし、もう誰も居ないし、良いよね？出しても

あ、そうだ、なんかガンダム？だっけ？

なんか擬人化ッぽくて、体と一体化してる奴あるよね！

あれはなんか引くけど、行けそう！

でも、出来る？私

「イメージの冒険！」

「！？」

ピカッと光り、体が重いのを感じる

「うう…」

体が重い…え？

「あれ？なんか、私、二次元の武装キャラっぽくなってない？」

「何？」

何故か洋服が変わっていた

水色のパーカー＆黒長ズボン＆ゴツイ白い靴が

戦車のあの色合いの洋服？上下別れて、上下は何故か桁が短く、なんかスカートになってるし

肩には戦車についている大砲が小さくサイズが良い感じについて、

靴もサンダルになって

なんか完全武装だし

え、魔法少女？え、アニメそうなのこれ？

そして何より気に喰わない所

「か！カツラが無い！？
め！眼鏡も！！？」

何時もの長い髪に眼鏡無し

何ともまぁ

「女になってるー！！」


「貴様…女だったのか」

「そうだけど違う！！」

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