＿＿ ページ10
無理やり机から引き離された私は、うつむいたまま、なんとか喉の奥から声を絞り出す
鼻の奥がツーンと痛み、目頭が熱くなった
グッと唇を噛んで、涙をこらえる
いつもは、私に無関心なテヒョン君
話しかけてくるのだってテヒョン君の気まぐれ
だから、放っておいてくれればよかったのに、どうして今日に限って私に構うの？
こんな嫌がらせを受けているなんて、テヒョン君にだけは絶対見られたくなかったのに
「……誰にやられた？」
だけどわ私のそんな願いもむなしく、テヒョン君は押し殺した声で尋ねてきた
「…」
「なんか言えよ。誰にやられたか聞いてんだよ」
「…」
「無視してんじゃねーよ。つーか顔あげろよ」
いら立った声の彼に耐えかね、私は渋々顔を上げてテヒョン君をみる
目の前にある彼の整った顔が、涙で歪んでた
「…っ」
唇が震えて、うまく言葉にならない
こんなことで泣くなんて、絶対「うざいって思われる
これ以上…テヒョン君に嫌われたくないよ
「なんで言わなかった」
「えっ？」
「どうして、もっと早く俺に言わねぇんだよ」
「いつからやられてた？」
「少し前から」
「落書き以外にやられたことはあんのか？」
「………う…ん」
私は
上履きのこと
教科書のこと
メモ書きのこと
などをテヒョン君に伝える
その話を聞いてる間、テヒョン君は険しい表情をうかべていた
「ったく、ひとりで抱え込んで泣くぐらいなら、すぐに俺に言えよ‼」
溢れる涙でテヒョン君がどんな顔してるのかわからない
ただ、テヒョン君の声は震えている気がした
「…」
すると、黙り込んでる私に、テヒョン君が唐突にこう言い放った
「……お前、俺の女になれ」
「は、はい？」
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おたけ。(プロフ) - 面白いのに終わるなんて。。 (2017年2月2日 22時) (
レス) id: dda7518e31 (このIDを非表示/違反報告)
早紀子(プロフ) - NONAMEさん» 書いてませんでした…今から書きます。教えてくださってありがとうございます (2016年10月18日 20時) (レス) id: 6b117e0e61 (このIDを非表示/違反報告)
早紀子(プロフ) - NONAMEさん» そうですよ！最初に書きましたよ？ (2016年10月18日 20時) (レス) id: 6b117e0e61 (このIDを非表示/違反報告)
NONAME(プロフ) - これ、ケータイ小説の野いちごにある「隣の席の俺様ヤンキー」ですよね。丸々ぱくってる…。 (2016年10月18日 20時) (レス) id: b767be7ebb (このIDを非表示/違反報告)
ちー☆(プロフ) - 初めまして！めっちゃ面白いです。これからどうなっていくか楽しみです！ (2016年10月18日 17時) (レス) id: a183fc6d34 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミラン | 作成日時：2016年10月8日 22時
