全部君に向けて

本当の ページ45

貴方side


弾｢……いい？｣

｢うん｣














ちゅ





｢幸せだなぁ…私｣


弾｢俺も｣





そしてもう1回リップ音を立ててキスをした







ゆきや｢あのーーーー、そろそろ入っていい？｣


｢……あ｣


巧｢思い出してよかった｣



｢…ありがとう｣






巧を抱きしめた。


これは、ごめん。とありがとう。

そして友達の印。






弾｢……は｣


｢今なら弾くんのことちょっとわかるよ。仲町先生を大事に思ってる気持ち。わたしが巧を思うのと同じだと思う｣


｢ごめんね｣

弾｢おう｣


巧｢これからもよろしくね｣


｢うん！｣






宝｢A｣


｢どうしたの？｣


宝｢俺らの最後の姿見届けてくれないやろか？｣


｢……｣



えいじ｢俺も見てほしい｣





｢……仲町先生を連れていって一緒に見るね｣








全員｢おう！｣






次の日私は

｢こんにちは｣


あすか｢Aさん！事故にあったってケンジさんから聞いたけど大丈夫？｣


｢はい。大丈夫です。全然大したこと無かったので笑｣






あすか｢どうしたの？こんなところまで来て｣


｢仲町先生、私と最後の姿みましょう｣


あすか｢え？最後ってどういうこと？｣


｢ごめんなさい。ブルームは解散するそうです｣





あすか｢……そんな……｣



｢私はブルームのみんなを見続けたい。寂しいです。でもみんな夢があるんです｣



あすか｢じゃあ応援するしかないね…｣


｢私と最後の姿みましょう？わたしも、仲町先生にも後悔はして欲しくない｣



あすか｢……考えさせて｣















そこから本番まで返事は聞かなかった。
、でも！



仲町先生なら来る。





あすか｢Aさん｣


｢…やっぱり来てくれた｣











私も仲町先生もその姿を



一生忘れないように目に焼き付けた











その時ブルームと仲町先生は

寮の屋上で話したらしい


感謝を。思い出があるもんね。







私はもう嫉妬もしない。


みんなのことが大好きで
仲町先生のことも大好きで

弾くんが大好き。











弾｢A｣

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