全部君に向けて

泣かないで ページ4

貴方side


「これからよろしくおねがいします！」

社長「よろしくね。あなたは前の事務所の時からスター。けど前以上に輝かせてあげる」


「はいお願いします」


「失礼しました」








この事務所は雰囲気がいい

ケンジ「僕がしばらくの間七瀬さんのマネージャーをします。ケンジさんとか好きに呼んでいいですよ」


「お願いします。あの練習室あいてるとこありません？」

ケンジ「あ、はい。ありますよ」

「ありがとうございます」



ケンジ「少し見てもいいですか？」

「もちろんです」


come again〜♪








ばん！！




弾くんが泣いていた





ケンジ「えーーっとゴホゴホ！！」


「すみません…」

弾「な、なんでいるんだよ」


ケンジ「だめかい？」


弾「ダメじゃねぇーけど…」


「弾くん恥ずかしいんでしょ笑」


弾「うるせ！」



「あらためてよろしくね弾くん。この事務所の仲間として」


弾「……おう」


「また明日ね」













弾くんと会えた喜びは胸に隠して今は私は

学生の私じゃなくて


歌手の "七瀬 A" なんだから


ケンジ「わからないですけどいいんですかアレで？泣いてましたよ？」


「いいんです…これがいちばん」

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