もう一度。

そら ページ11

A サイド







終わったあとすぐに空に抱きついた。


「空っ、空っ！！行かないで！行かないで！見てた？見ててくれた？」

マネ 「見てたよ。大丈夫。」

「もうやめたいよっ、。やめたい...」

泣きながら訴えた私はきっと周りから見てボロボロだろう。



空に支えられて楽屋に戻った頃には

SnowManさんの曲はちょうど終わる頃だった。



「空...やめちゃダメかな...」

マネ「ダメだよ」


「なんでっ...？もう、頑張ったよ。」


マネ 「Aは愛されてるから。色んな人が悲しむんだよ」


「うわぁぁぁぁぁぁぁ」


そう泣き叫んだ。


愛されてる？？？分からない。怖いよ。怖い。




「空っ！！！！！行かないで！！お願い。」





「私を見ててっ...」




この痛い声をまさか聞かれてるなんて思ってもない私は



何度も「やめたい」「私を見て」と言って泣いた。


空に抱きついて泣いた。






心に穴があいてるようだった。






あと何回か頑張ったらやめよう...そう心に誓って。

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