悪魔が49人 ページ3
放課後、俺はバラム先生に今日の出来事を喋り倒した
やはりカルエゴ先生に一言、謝罪しに行こう
すれ違い悪い顔をしているダリ先生とスージー先生の
会話で、その名が出たので気になった
『カルエゴ先生がどうかされたのですか？』
かれこれ2時間ロビン先生を説教しているらしい
『……失礼します』
2人に近づくと、
カルエゴ先生とロビン先生の2人がこちらを向いて
「あっヴィダ君ッ」
『…お取り込み中ですね。すみません
もう一度出直します…』
俺が出直そうとした時
「もういい新任ッ散れ！！」
「いいえっ、僕はもっと学びを深めたいですッ！」
2時間の説教をくらってもそう言えるロビン先生…
恐ろしい執着……
「黙れッ消えろ！さもなくば捻り粛清る」
ロビン先生はそれでも食い下がらず、
捻られ投げ出された…。悲痛な叫びと共に…
「何の用だ」
いつも以上に低く唸られ、ドキッとする
『…謝…』
ふと、目の橋に捉えたのは敷かれた布団
綺麗な花があしらわれている
ーーーまさ……かっ…！
誰でもいいから嘘だと言え…
カルエゴ先生とロビン先生が…
えっ…泣きそう…
『…長時間説教されてると聞き、
ダリ先生とスージー先生から謝りに来て
カルエゴ先生がロビン先生と、調教ッ
じゃねえ……！！』
しっかりしろ！
俺は動揺しまくり頭が真っ白になり
自分でも何を言っているのか分からない
「ハァ…
用件は簡潔に言え、馬鹿者」
うっ、馬鹿者って言われてしまった…
俺は少し落ち着き、もう一度向き直った
『フゥー、
あの、俺の躾がなっなく、
使い魔の翡翠が先生に失礼を…すみませんでした』
簡潔に伝え、謝ったが、
カルエゴ先生は真っ赤な顔をして
「ちょ……ッ
先程の話はするなッ！虫唾が走る！！」
火に油を注いでしまった…
ああ、カルエゴ先生の恥を言ってしまった
ますます嫌われてしまう
俺は項垂れた
「それだけか…用が済んだら帰れ」
『……はいッ』
俺は下唇を咬み
自分の失態を反省した
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作者名：まっしろ | 作成日時：2021年2月6日 19時
