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ヴィランが28人 ページ30

努力の結果
出来上がったラボを見つめた

壁も床もあるラボ
机は薬品が飛び散ってもいいようにガラス製だ
棚には沢山の試験管が並んでいる

隣にいる千空は感傷に浸っていた
言葉にはしねえけど、
嬉しそうな、悲しそうな顔をしていた

なにか、大事な思い出があったのだろうと
俺は推測した…
それに、騒いでいるクロムを適当に受け流してしなァ

千「こっからが化学の夜明けだ。

いよいよ豪華になってきたじゃねえか!

司ランドよか、

100億倍楽しいアトラクションが

いっぱいの科学王国がよ…!!」

時代に似合わないラボを眺めていると

槍を片手に金狼銀狼がラボにやってきた

銀「御前試合に勝つために、

金の槍と銀の槍いるんじゃないの〜??

あくまでも!御前試合に勝つためにね!?」

はぁ…。嘘見え見えだなァ
こんなの雑魚でもわかる嘘を…
逆に関心するわァ〜

千「……あ?」

銀狼は目をキラキラさせながら、
金狼は物欲とプライドが競り合っているのかそっぽを向いていた

金、銀の槍が御前試合の勝利にどう関係しているのかは知らねえが、
本人のやる気が上がるのならいいとは思うけどなァ

金狼には電気作りの時に助けて貰ったからなァ、
お礼を兼ねて今回は金狼銀狼の助けてやるかァ

『いいんじゃねえか?

千空。作ってあ やっても』

銀「だよね、だよね!

ヴィダもそう思うよね〜

作ってもいいんじゃないの〜?」

千「よし、銀の槍だけ作ってやる。」


それを聞いた銀狼は大喜び
ショックで固まっている金狼に煽っていく
あっ、殴られた
すぐに、調子乗るなァ銀狼は

千「代金は文字通り死ぬほど高ぇぞ銀狼

マジで即死もある危険度MAXエリアでテメーの命を

張ってもらう…!!」


その時の千空の顔は、

この上ないほど不気味な顔(失礼)をしていた


銀「やったぁあ!ついに銀の槍ぃぃ!

ありがとぉお千空ー!!!」

高らかに槍を掲げながら泣いて喜ぶ銀狼。

千「とっとと出発すんぞ、

最難関素材ゲットの旅にな

銀狼、テメーの仕事はチームの護衛。護衛銀狼だ。」

銀「護衛銀狼…」

言葉の響きが良かったのか知らねえが、
銀狼は目をキラキラさせてる
逆に言えば護衛がいるほど危険ってことだ
銀狼はそれには気づいてねえようだか

はぁ、不安だ……

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ディ - 凄い...誤字ってる...もっと伸びてぇ... (2022年1月28日 17時) (レス) @page33 id: c53182e634 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まっしろ | 作成日時:2021年1月24日 21時

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