自由になったアイドル (ページ2)

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IDOLー50 ページ2

結局、
事件のあと処理は他のヒーローと警察が引き受けた

私はそのまま、ホークスさんによって
病院に連行されてしまった

結果的に私の診断結果は

「極度のストレスと睡眠不足

それに、所々アザや切り傷もあるね

それに、栄養失調に身体的疲労もあるよ

十分に睡眠をとって、ご飯を食べる

無理な運動をしたら、ダメだからね」

と、釘をさされてしまった

隣で立って聞いている、
ホークスさんの顔はとっても険しい顔をしていた

診察が終わり、
私はホークスさんにまた横抱きをされ

ホークスさんの事務所？がある福岡に向かった

飛んでいる最中、とっても無言なので
私はホークスさんに質問した

『…あの、ホークスさん』

ホークスさんは、視線こそ向けてくれないけど
どうしたの？と返答してくれた

『私はヒーローじゃありません…

事務所に居る、
ヒーロー達に迷惑がかからないでしょうか』

ホークスさんは平気だと言うけど、
やはり、どうしても不安になってしまう自分がいる

ﾎｰｸｽ「大丈夫だよ、俺がスカウトとした皆だからね(むしろ、大喜びで出迎えってくれるよ……)」

だから、体調を万全に戻そうね、とホークスさんは
言ってくれた。私は助けてもらってバカりですね…

助けてもらう事しか出来ない、
私に少しだけ嫌気がした

ーーー

ﾎｰｸｽ「よっと！着いたよ、
ココが俺がヒーロー活動している福岡だよ」

着いた場所はとっても穏やかな雰囲気が似合う場所

街中を少し歩くだけで、
沢山の人達がホークスさんに注目する

やっぱり、ホークスさんは人気者ですね…

「ああ！！
あんたは人形アイドルのドールじゃなか？！」

「あんた大変やったね！」

『…えっ』

まさか、心配されると思わなかった
沢山の人を騙したから、てっきり恨まれると思った

でも、
私の考えとは逆に沢山の人が労りの言葉を口にだす

「うちらは、少しもあんたのことを恨んでなかとよ

むしろ、あんたの大ファンよかと」

私は沢山の人達の言葉に、
また少し泣きそうになった

ﾎｰｸｽ「Aさんは今は休養中ばい

あんまり負担かけちゃダメばい」

さっきから、
ホークスさんや皆が言ってる事が分からない

そんなとき、後ろを引っ張る感じか伝わり
私は後ろを向くと

「うちな、ドールのばり大ファンや！

何か歌を歌ってほしいと！」

まさかのお願いに私は驚いた