IDOLー8 ページ9
私が4歳の時、
母さんと再婚相手との間に妹が生まれた
その時点で私は"いらない子"になってしまった
何をするにも、妹、妹
私は二の次どころか、その場にはいない存在になった
視界に入ると、殴られ、蹴られ
再婚相手の男もそれに便乗すして、
私はそれに毎日耐える
もう死にたいなんて思ったことは数えきれないくらい
私は唯一4歳の時に自分の"個性"が理解して
深夜に家を抜け出して、歌を歌っていた
深夜に歌う時間だけは、
私が一人になれる世界だった
でも、妹だけは憎めなかった
母さんと再婚相手に内緒でのぞき見れば、
楽しそうに笑って私のほぼ骨みたいな指を握る
それが"姉"としての愛情なのか分からなかった
ただ、そんな妹を私は"可愛い"と思った
ある日、いつものように、
時間が遅くなるまで公園から家に帰ってくると
家の前に知らない男性が何人か立っていた
その人達は、母さんと再婚相手といくつかの言葉を交わすと、私の方に寄ってきた
『…だ、だれ…！』
？「お嬢ちゃん、今日からお爺さんの所に来なさい」
優しく、目線を合わせるのは
私から警戒心を解かせる為なのだろう
けれど、私の返答なんて待たずに
彼の後ろにいた大柄な男が
私を持ち上げて、体が宙に浮く
私はやめて、と抵抗するが
男達は私の声を無視して歩みを進めて行く
玄関に立つ母さんに、
母さん、母さん、助けて、怖いよ
手を伸ばして助けを求めた
今思うと、自分を深く恨み、殺させれかけたような
人に助けを求めたなんて、自分はとっても滑稽だ
でも、助けてなんてくれなかった
母さんと再婚相手は私を人攫いに売ったから、
助けてなんてくれないのも当然
だんだん小さくなっていく
札束と妹を抱えながらニヤニヤ笑う2人に
その時いつもとは比にならない"絶望" "怒り"を覚えた
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まっしろ(プロフ) - 鈴さん！マヂですか！？教えてくれて本当にありがとうございます！！ (2021年4月11日 16時) (
レス) id: 1acc3e8b90 (このIDを非表示/違反報告)
鈴(プロフ) - こんにちは！とても面白いですが、誤字が、、、、。体育祭の時点ではまだホークスがNo.3だと思うのですが、体育祭らへんとその後のライブらへんでNo.2になっています、、！ (2021年4月11日 16時) (レス) id: df5b843723 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まっしろ | 作成日時：2021年2月22日 20時
