IDOLー33 ページ34
私はホテルに戻ると、
ヴィラが私の監視役になり死ぬほど練習させられる
ｳﾞｨﾗ「お前に自由なんてものは存在しない！
二度と練習をサボるな、分かったら早く部屋に、
戻れ明日は日本にいる最後の舞台だ！
沢山稼げよ？ハアハア！！」
私はヴィラに部屋に投げ込まれる
『私が、助けを求めたから天罰が当たったんですね』
冷たい床に横になり
あがる息もそのままに目を瞑れば、
瞼の裏に浮かぶのは大好きなシャルティアさんの顔
『｟シャルティアさん…｠』
昨日ね初めて、屋台に行ったの
凄く楽しかったよ、
もしシャルティアさんもその場にいたら
もっと楽しめたのかな
生徒達や人々はとっても自由だった
彼らの自由が、少し羨ましかった
俺が助けてる、って言われて凄く嬉しかった
でも、彼の足枷にはなりたくないの
実際、彼はそんなこと気にしないと思う
あの時、従わないで
ヒーローに助けてもらえばよかったのかな？
私を自由にさせて、って言えばよかったのかな？
私ねシャルティアさんの話を彼に話したんです
誰にも言わなかった、私の過去をですよ
しかも、初対面の男の人に
そしたらね、凄く寂しくなった
シャルティアさんが恋しくなった
色んな感情が混ざって
今まで何重に蓋をしてきたものが溢れそうになった
シャルティアさん
私は、悪い子です
シャルティアさんが、私に自由に生きろ、って言ったのに、その言いつけを守れない悪い子です
まだ、悪い子です
だから、叱ってほしい
もう一度、温かい手で頭を撫でて下さい
最後に触れた貴方の手は赤くて冷たかったです
未まだ消えないその感覚を、
もう一度塗り替えてほしいそう思う私は我儘ですか？
いつまで頑張ればいいの？
『……私は、いつになれば
……自由になれるのでしょうか？
………ねぇ、シャルティアさん……ッ！
……助けて、ホークスさんッ！』
それとね、初めての感情が芽生えたの
シャルティアさんとは違う愛しい感情がね
この感情はなんだろうホークスさんを思い出すと
苦しくって、でも、温かいこの感情の名前は何？
受け取る人のいないその言葉は
誰もいない部屋に吸い込まれて消えた
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まっしろ(プロフ) - 鈴さん！マヂですか！？教えてくれて本当にありがとうございます！！ (2021年4月11日 16時) (
レス) id: 1acc3e8b90 (このIDを非表示/違反報告)
鈴(プロフ) - こんにちは！とても面白いですが、誤字が、、、、。体育祭の時点ではまだホークスがNo.3だと思うのですが、体育祭らへんとその後のライブらへんでNo.2になっています、、！ (2021年4月11日 16時) (レス) id: df5b843723 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まっしろ | 作成日時：2021年2月22日 20時
