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聞きたくなかった。私だけが好きだと思い込んでいた。
だけどそんな訳なかった。
美咲「佐久間大介って、阿部くんと仲良い人？」
花恋「うん、。なんか...見る度カッコイイなって、話してみたいなって思って...。まだ好きってわけじゃないけどね、！」
美咲「えーかわいい！！花恋から好きな人の話初めて聞いたからなんか嬉しい！私全力で応援するから！」
花恋「だからっ、まだ好きってわけじゃないから、！」
会話が右から左へ流れていく感覚がするのに、脳内にはしっかり残っていく言葉達。
もうそれ好きになってるじゃん。
…そうだよね，あんな素敵な人を私だけが好きだなんて、そんな訳ないのにね。
もし加恋ちゃんと佐久間くんが仲良くなって，そのまま付き合うことになったら…。
考えるだけで心臓がキュッとなる感覚がした。
美咲「こうなったらまずは知り合いになることから始めよう！何かきっかけ作ってそっから話すしかないね！んで連絡先聞く！」
花恋「ちょっと、話勝手に進みすぎ！っていうか恥ずかしくて無理だよそんなこと...！」
美咲「思い立ったら即行動でしょ！ほら行くよ！」
花恋「ちょっと美咲、！」
美咲ちゃんが花恋ちゃんを強引にどこかへ連れて行ったのか、トイレからパタパタと出ていく音がした。
『はぁ...。』
無意識にため息が出る。どうにかしたいけどどうすれば良いかもわからない。
そりゃそうだ。クラスで1番可愛い女の子と好きな人が被ってしまったのだ。おまけにそのお友達は行動力の鬼。
対して私はそこら辺にいるような、平凡で、ビビリで行動する勇気の無い女の子。
どうやったって勝てないことなんか目に見えすぎている。
佐久間くんと特別仲が良い訳でもない。恋愛経験だって無いし。
でも不思議と諦めるという選択肢は出なかった。
それくらい私にとって佐久間くんは大切で、大好きな人になっているという事を知った。
美咲ちゃんの言う通りだ。考えたって仕方がない。
だって私も好きなんだもん、佐久間くんが。
『…よしっ、！』
鏡の前で少女漫画のヒロインのように両手で顔を挟み、気合いを入れてみる。
私だって、大好きな人のヒロインになりたい。
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りん(プロフ) - ともみさん» 嬉しい言葉をありがとうございます！試行錯誤しながらお話を書いている最中です。更新スピードが遅くて申し訳ないのですが宜しければ最後まで見守っていただけると嬉しいです！ (10月15日 23時) (
レス) id: cf3626ee22 (このIDを非表示/違反報告)
ともみ(プロフ) - キュンキュンして一気に読んでしまいました♡お仕事で大変だと思いますが、2人がくっつく下りまででも書いていただけることを楽しみにしております♡ (10月3日 0時) (レス) id: c4a1412d4d (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 糸山露子さん» 最近仕事でいっぱいになっていたり作品が思い通りに書けずに削除しようか悩んでいましたが、あなたのコメントがきっかけになり、また再開する事にしました。ありがとうございます！ (8月19日 22時) (レス) id: cf3626ee22 (このIDを非表示/違反報告)
糸山露子(プロフ) - 続編が読みたいです。 (8月1日 8時) (レス) @page9 id: b4b34b6799 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りん | 作成日時：2023年2月6日 23時
