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阿部「実は佐久間にもAちゃんのこと話してたんだ。」
だから佐久間くんはあんなリアクションだったんだ。
『そうだったんだ！初めまして、って感じしないですけど初めまして笑、成瀬Aです。私も阿部ちゃんから話は聞いてました。』
佐久間「え、そうだったんだ！ってか俺も、初めましてなのにそんな感じしないわ笑」
不思議な出会いだなあ。
この時はまだこんなことしか考えていなかった。
これが佐久間くんと私の出会い。
この日から佐久間くんは，何かと私達のクラスに毎日来るように。
佐久間「阿部ちゃーん！ボールペン貸してー！」
佐久間「阿部ちゃーん！20円貸してー！」
佐久間「阿部ちゃーん！ジャージ貸してー！」
阿部「なんで佐久間は毎日忘れ物してくるの？」
佐久間「まあまあ！俺に会えるからいいでしょ？」
阿部「はいはい。ってか毎回連れられる目黒の気持ちも考えな？」
佐久間「めめ！迷惑じゃないよな！」
目黒「うん、大丈夫。後で学食奢ってもらうから。」
佐久間「おおい！？大丈夫じゃないじゃん！」
目黒「ふはっ笑」
佐久間くんはいつも阿部ちゃんに用があるのに，私を見つけては声をかけてくれて話の輪に入れてくれた。
その後佐久間くんの提案でお昼ご飯を4人で食べることがお決まりになってから4人の仲は深まっていった。
ただ4人の仲が深まる中，佐久間くんとはまだ仲の良い友達のままだった。
私は佐久間くんへ抱く気持ちが友情では無いものと自覚しながらも、特に行動に移していなかった。
そんなある日の休み時間。
トイレの個室に入っていると聞こえた会話。
声からして同じクラスの女の子2人組だった。
花恋「あのさ、実は最近かっこいいなって思ってる人がいて…」
そう話し始めたのは，クラスの中でも一際目を引く透明感の擬人化の様な女の子、花恋ちゃん。
美咲「え、だれ！？うちのクラス？」
突然の告白に花恋ちゃんの友達の美咲ちゃんはもちろん，私もびっくりしてしまう。
花恋ちゃんの気になる人かぁ。絶対素敵な人じゃん！
なんて呑気なことを考えている私の脳を殴るような言葉が。
花恋「ううん…隣のクラスの、
佐久間大介くん。」
……え、？
さくま、だいすけくん…？
その名前を聞いた瞬間，頭が空っぽになった様な感覚になり，思考が停止した。
でも、そんな頭でもわかる。
さくまだいすけという人が佐久間くんということも，
呑気なままでは居られないという事も。
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りん(プロフ) - ともみさん» 嬉しい言葉をありがとうございます！試行錯誤しながらお話を書いている最中です。更新スピードが遅くて申し訳ないのですが宜しければ最後まで見守っていただけると嬉しいです！ (10月15日 23時) (
レス) id: cf3626ee22 (このIDを非表示/違反報告)
ともみ(プロフ) - キュンキュンして一気に読んでしまいました♡お仕事で大変だと思いますが、2人がくっつく下りまででも書いていただけることを楽しみにしております♡ (10月3日 0時) (レス) id: c4a1412d4d (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 糸山露子さん» 最近仕事でいっぱいになっていたり作品が思い通りに書けずに削除しようか悩んでいましたが、あなたのコメントがきっかけになり、また再開する事にしました。ありがとうございます！ (8月19日 22時) (レス) id: cf3626ee22 (このIDを非表示/違反報告)
糸山露子(プロフ) - 続編が読みたいです。 (8月1日 8時) (レス) @page9 id: b4b34b6799 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りん | 作成日時：2023年2月6日 23時
