愛すべきおバカ ページ3
私の隣の席の人は
目黒「あれ、今日って水曜日じゃないっけ？」
『今日は火曜日だよ。もしかしてまた？』
目黒「うん、教科書見せて？」
愛すべきおバカです
『いいけど、なんで間違えた？昨日1週間が始まったばっかじゃん。』
目黒「俺にも分かんない。」
目黒くんへの謎は深まるばかりです。
『阿部ちゃん、目黒くんがまた曜日間違えたって。』
阿部「え、また？昨日1週間始まったばっかだよ？」
目黒「それさっきも聞いた。」
『もう、教科書見せるこっちの身にもなってよ。』
目黒「いつもありがとね！」
阿部「反省する気ゼロじゃん。また佐久間がうるさくなるよ？」
そう。教科書を見せるために机をくっつけると、佐久間くんの視線が痛いほど刺さるのだ。
佐久間「んー？呼んだー？」
『ううん呼んでないよ。森へおかえり。』
佐久間「俺熊かなにか？てか何話してんのー？」
目黒「森へおかえり。」
佐久間くんにこの事がバレるとめんどくさい事になるため、一生懸命隠そうとしてます。
佐久間「えー！なんで教えてくんないのぉ？」
『いや、...えーっと、』
阿部「...！俺が教科書忘れちゃったからさ、佐久間見せてくれるかなって話してたの。佐久間、見せてくれる？」
おー流石です阿部ちゃん！
佐久間「なーんだ！阿部ちゃん珍しくない？さては勉強してたな！？」
阿部「そう。朝予習してたら机の上に置いてきちゃった。」
凄い。理由まで完璧だ！
佐久間「次ってなんの教科だっけ？」
『化学だね。』
佐久間「りょうかーい！教科書取ってくるねー。」
と佐久間くんがロッカーに行った隙を見て阿部ちゃんが急いで自分の机の中から化学の教科書を取り出し、目黒くんの机の中へ押し込んだ。
目黒「阿部ちゃんまじ助かった！ありがと！」
阿部「困った時はお互い様だよ笑」
自分の成績が下がるかもしれないのに、優しいな。
佐久間「あ！あべちゃんごめーん！水曜日だと思って持ってくんの忘れたー！」
「「『…。』」」
佐久間「え？どした？」
『ここにもおバカが...。』
阿部「今までの努力は一体...。」
目黒「阿部ちゃんごめんね...。」
佐久間「え？なんの事？」
その後教科書は阿部ちゃんの元に戻り、阿部ちゃんは佐久間くんに、私は目黒くんに教科書を見せることになり、案の定佐久間くんの視線が目黒くんに刺さるのでした。
佐久間くん目黒くんのこと言えないよ？
あと目黒くん、どんまい。
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りん(プロフ) - ともみさん» 嬉しい言葉をありがとうございます！試行錯誤しながらお話を書いている最中です。更新スピードが遅くて申し訳ないのですが宜しければ最後まで見守っていただけると嬉しいです！ (10月15日 23時) (
レス) id: cf3626ee22 (このIDを非表示/違反報告)
ともみ(プロフ) - キュンキュンして一気に読んでしまいました♡お仕事で大変だと思いますが、2人がくっつく下りまででも書いていただけることを楽しみにしております♡ (10月3日 0時) (レス) id: c4a1412d4d (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 糸山露子さん» 最近仕事でいっぱいになっていたり作品が思い通りに書けずに削除しようか悩んでいましたが、あなたのコメントがきっかけになり、また再開する事にしました。ありがとうございます！ (8月19日 22時) (レス) id: cf3626ee22 (このIDを非表示/違反報告)
糸山露子(プロフ) - 続編が読みたいです。 (8月1日 8時) (レス) @page9 id: b4b34b6799 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りん | 作成日時：2023年2月6日 23時
