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連絡先を聞くとは話していたが、こんなもの告白でしかない。
目黒「まじか、笑。」
佐久間「え、！えっとぉ……、？」
もし連絡先を交換してしまったら、即ち告白の様なものにOKをするという事になる。そうなってしまえば私が入る隙など、勝ち目などなくなってしまうのでは無いだろうか。
嫌だな、そんなの。
私だって好きなのに。
なんて行動力がないくせに、人に不満ばかり言ってしまう自分が嫌になる。
好きな人が取られたくなければ自分も行動すればいいのだけど，そう簡単にいかないのが恋愛だ。
加恋「…だめ、かな？」
佐久間くんの方が背が高いため、加恋ちゃんが自然と上目遣いになっている。こんな目でお願いされて断る人などいないだろう。
佐久間「うっ、。……あの、」
目の前に居るのに、なのに何も出来ない私が嫌になる。
やだ、聞きたくない。
見なくても結果など変わらないのに本能で目を逸らしてしまう。
逸らした先で視線を感じて見ると、その先にいたのは目黒くんだった。
目黒くんは佐久間くんではなくずっと私を見ていて、何かを伝えようとする瞳だった
その目があまりにも優しくて。
まるで、大丈夫だよと言ってくれているみたいで。
佐久間「俺…、ごめん。連絡先は交換できないな。」
えっ、？
断ると思っていなく驚いたが、それよりも安心の方が大きかった。
加恋「っ、…そっか。話したことない人に急に気になってるって言われても、そりゃビックリするよね、！ごめんね、？」
佐久間「こっちこそごめんね。まだ君の事知らないっていうのもあるし...。」
花恋「...じゃあ、お友達になってもらうことは、だめかな、？」
断られてもなお諦めない花恋ちゃん。
私も花恋ちゃんのように自分の気持ちを真っ直ぐ伝えられたら...。
佐久間「...ごめんね。」
友達という関係のその先へ進めたら...。
佐久間「俺、ちゃんと向き合いたい人が居るから。だから友達から始めてもきっと望み通りにはならないと思う。」
佐久間くんはいつものふわっとした表情ではなく、覚悟を決めた男の子の顔をしていた。
向き合いたい人。それってつまり...好きな人ってことだよね？
…私、何に安心してたんだろ、
花恋「...そっか。ごめん、っ。」
加恋ちゃんは悲しそうな表情を隠す様に下を向き、美咲ちゃんを置いてどこかへ走って行った。
美咲「あっ、加恋、！」
美咲ちゃんは何か言いたげに私たちを見た後、加恋ちゃんの後を追った。
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りん(プロフ) - ともみさん» 嬉しい言葉をありがとうございます！試行錯誤しながらお話を書いている最中です。更新スピードが遅くて申し訳ないのですが宜しければ最後まで見守っていただけると嬉しいです！ (10月15日 23時) (
レス) id: cf3626ee22 (このIDを非表示/違反報告)
ともみ(プロフ) - キュンキュンして一気に読んでしまいました♡お仕事で大変だと思いますが、2人がくっつく下りまででも書いていただけることを楽しみにしております♡ (10月3日 0時) (レス) id: c4a1412d4d (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 糸山露子さん» 最近仕事でいっぱいになっていたり作品が思い通りに書けずに削除しようか悩んでいましたが、あなたのコメントがきっかけになり、また再開する事にしました。ありがとうございます！ (8月19日 22時) (レス) id: cf3626ee22 (このIDを非表示/違反報告)
糸山露子(プロフ) - 続編が読みたいです。 (8月1日 8時) (レス) @page9 id: b4b34b6799 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りん | 作成日時：2023年2月6日 23時
