Sweet Liar

▽ ページ36

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｢……侑 李、｣




侑｢……シャワー、浴びてきて｣




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色っぽく吐き出した彼の声は




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『それ』を合図していた。




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｢……浴びてきたよ、｣




侑｢……ん。｣




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ゲームを止め、振り返った侑 李と目が合う。




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侑｢……ふふ、脱ぎやすいようにバスタオルだけにしてくれたんだ。｣




｢……うん、｣




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肩をそっと掴まれる。




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彼自身は、スウェットの上からでも分かるくらい膨らんでいた。




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ぐっとそこを掴むと、ビクッと反応した侑 李の腰。




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侑｢んっ…、変わらないね、先に攻撃してくるとこ｣




｢そう言う侑 李だって……相変わらず反応してる｣




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じとっとお互いの目線が絡み合って




濃厚なキスを繰り返す。




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侑｢……ん、……寝室、行こっか、｣




トロンとした侑 李の目には、余裕がなかった。




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｢……うん。｣




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ﾄﾞｻｯ




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ベッドに押し倒されてすぐ、床に落ちたバスタオル。




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スウェットと下着を脱いだ侑 李は




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少し筋肉がついた、以前と変わらない身体。




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ベッドの傍にある間接照明しかない、薄暗い部屋で




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私達の夜は、始まった。

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