またねがあれば【snr】 (ページ20)

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千羅side

今日は早く帰れたというのもあり、一旦家に帰って着替えてから飲みに行くことにした。

『はぁ…。』

今頃彼女は、志麻くんと楽しく飲んでるんやろな…。
なんて気持ちに包まれながら、着替え終わり、特に何もすることもなかったため坂田にLIMEを送った。

センラ予定より仕事早く終わったから飲み行く時間早めへん?

そう送ると、坂田も暇なようですぐ既読がついた。

坂田別にええけど…。今からでいいん?

センラうん、大丈夫。じゃあ今から家出るからいつものとこで待っとってな

坂田りょーかい

会話を終わらせ、必要最低限の荷物を持って家を出た。

やはり今の時間帯の居酒屋は普通に混んでいて。まぁ、それがいいのだが。

『…待った？』

さ「めっちゃ待ったわwじゃ、行こか」

少し歩いて店に着くと、いつも通りなんか話しながらお酒が進んだ。

気がつけば数時間経っていて、俺は明日も仕事のため、もうそろそろ切り上げることにした。

さ「あー、久しぶりにセンラと飲んだ気するわ…wじゃ、また飲みいこーな」

せ「そやね…。またな」

そう言って別れて、歩いていると目の前に見知った影が。
そう認識した瞬間、ぶつかったのだ。

「ご、ごめんなさいっ…！」

『えと、A？』

「あれ、先輩？」