3話 ページ6
Aside
ガブッ……
ジュルジュル
自分の血がどんどん無くなっていくような感じがした。
それよりも血が1箇所の浦田先輩が噛み付いているところに集中してる気がして、なんだがよく分からない感情に包まれる。
でも、あまり苦しさは感じなかった。
「……んぅ……っ…」
さ「うわ、Aもそんな声出すんやね…」
そう言って、興味津々な顔でこちらを見つめる。
『(やばい、そろそろやめて…)』
そう思ったが、声が出せなかった。
どことなく目の前がチカチカし始めて、ぶっ倒れそうな感覚。
せ「うらたん!そろそろやばいんじゃ…」
薄れていく意識の中、折原の声だけが脳内に心地よいほど響いていた。
最後に見たのは、驚いたような坂田の顔だったなぁ…。
.
.
.
パチッ
再び目覚めると、また白い天井が目に入る。
えっと…。確か、浦田先輩に血吸われて、貧血になってそのまま倒れた…はず。
そんなことを考えていると、視界にドアップで、誰かの顔が飛び込んできた。
?「あ、起きた?」
「坂田…?びっくりしたじゃん!」
坂田だ。
坂「体調どう?少しは良くなった?」
「あー……まあまあかな。」
少しクラクラするが、まあ、気にしない。
坂「さ、うらさんが謝りたいって言っとるし、リビング行くか!」
『えー、浦田先輩に会いたくない…。あの人何するかわかんないもん…』
さ「いいからいいから、今度なんかされそうになったら、俺と千羅で守るから!ね?」
『絶対だよ!?』
さ「うん、約束ね」
『ありがと。坂田も割と優しいんだね」
さ「割と優しいってなにw…良かった。Aの笑った顔やっぱ可愛いよ?だから悲しい顔せんとって?」
そう言って、優しく笑った。
--------キリトリ線--------
だいぶリメイクしましたね…!
なんか前の自分の語彙力の無さに泣きそうになってきます…w
この作品書いてる時ほぼ何も考えないで書いてたら、いつの間にか前の話と似たような展開に…w
許してくださいw
40人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:こころ | 作成日時:2020年7月2日 22時