インフルエンザ…？ (ページ4)

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インフルエンザ…？ 4 ページ4

北『寝る…』

藤『ん？あ、ベッド…ち、ちょっと待ってね！』

さっきまで生徒がいかがわしい事をしていた直しかけのベッドにひろを寝かせるわけにはいかない。
保健室にはひろ用のベッドがある

校長には勿論秘密
ん？俺等もいやらしい事してんじゃねーかって？
それはさ…ね、許してよ…

あんな天使が毎日2時間目にやって来るんだよ？我慢しろって方が無理な話だ
まぁ、今は必死に我慢してますが…

奥の部屋へ行き掛かっているカーテンを開けひろの所へ戻ると既に寝息を立てている

可愛いな…うん。可愛い。

寝顔を写真に収めお姫様抱っこして奥の部屋にあるベッドへ運び優しく降ろす

布団を掛け向こうの部屋に戻ろうとすると優しく掴まれる腕

振り向くと涙目でコッチを見ている天使

北『やだ…一緒に寝るの…』

今にも泣き出しそうなひろの声にあぁ、可愛いななんて思い "一緒に居るから安心して寝ていいよ"と告げるとすぐに目を閉じる

掴まれたままだった腕は解放されその代わり腕ではなく手が握られている

この天使はどこまでも可愛い

藤『早く良くなってね』

北『んぅ…』

頭を撫でるとふにゃっと笑うひろ
早く良くなってイチャイチャさせて…

4時間目
ちゃんと帰して少し寂しくなった俺
早く明日になってひろに会いたいな

なんて呑気な事を思っている俺は恋人がインフルエンザにかかり１週間会えなくなるなんて考えもしない

～end～