5 白色 ページ7
彼女と話していて、わかったことがいくつかある。
彼女は家族がらみで問題があったらしく、昨晩家を出てきたらしい。
食事もまともにとっていなくて、あそこで倒れてしまったんだとか。
「でも、あなたに出会えてよかった！お陰で死なずに済んだし！」
ヴェノム「そ、それはよかったんだけど.....いいの？」
「なにが？あ、もしかして迷惑だった？」
ヴェノム「ち、ちがう！お、俺なんかに看病されるのだよ......」
彼女はきょとんとしている。
ヴェノム「俺は......あんたみたいに水色の髪じゃない.....悪魔の黒髪だ.....」
「悪魔の象徴.......ねぇ、その悪魔ってどんなのなの？」
ヴェノム「え.....話に聞いたところだと....この村をかつて破滅直前にまで追いやったそうだ.....それも、恐ろしい魔術を使って.....その悪魔が黒髪だったんだ。それで.....俺も同じ黒髪。俺は.....悪魔の子なんだ.....」
さすがに、彼女も俺を蔑むだろうか。
しかし彼女の反応は俺の予想の斜め上をいってしまった。
「ねぇ、その悪魔はなんで村を破滅直前にまで追いやったのかな。」
ヴェノム「え......」
「最初から悪い人は居ないはず。誰でも回りの環境が悪かったら影響されてしまうもの....でも誰か一人でもその人を受け入れてくれる人が居たら、結末は変わったんじゃないかしら。とりまく環境がその悪魔をそうさせているにすぎない。少なからず、私はそう思ってる。私はそれを確かめたい。悪の、裏側を」
そう語るAの顔は、とても強く、美しく、安心できた。
「それに.....私はあなたの髪、好きだよ」
さら.....と汚れた髪の毛を躊躇なく触られる。
「知ってる？黒は何色を混ぜても色は変えられないの。それは誰にも惑わされないって意味があるんだよ。でも唯一変えられるのは......白色。」
白色.......
「だから、あなたも心許せる白色のような人を見つけてみて！きっといい方向で変われるよ！」
俺にとっての、白色か.......
ヴェノム「ありがとう、A......」
俺は、もっとこの人の事が知りたいと思った。
初めて、俺に優しくしてくれた人──────
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壱加(プロフ) - 斎藤秋葉原さん» 頑張りまする！！(｡uωu)♪ (2021年2月6日 9時) (
レス) id: 26cd84f321 (このIDを非表示/違反報告)
斎藤秋葉原(プロフ) - 合格おめでとうごさいます！更新頑張ってください！！！ (2021年2月6日 7時) (レス) id: 7601600ca4 (このIDを非表示/違反報告)
壱加(プロフ) - 斎藤秋葉原さん» うわああ〜！ありがとうございます(；ω；)ただいまです☆今日結果が返ってきて合格してました!!!!!これからも更新頑張るのでよろしくお願いします！ (2021年2月5日 17時) (レス) id: 26cd84f321 (このIDを非表示/違反報告)
斎藤秋葉原(プロフ) - おかえりなさい、受験勉強お疲れ様です！合格していることを願っていますね！！更新ありがとうございます！！ (2021年2月5日 17時) (レス) id: 7601600ca4 (このIDを非表示/違反報告)
壱加(プロフ) - 斎藤秋葉原さん» こんな自己満ですっとろい更新の話にお付き合いありがとうございます(；ω；)笑えない馬鹿なので受験勉強頑張らないとですw今後もよろしくお願いします！ (2020年8月10日 7時) (レス) id: 26cd84f321 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：壱加 | 作成日時：2020年5月30日 13時
