17 歌姫 ページ19
セイリングに行くと、レジにいる女の人が僕に気がついた。
女の人「オーシャン!来てたんですね!どうぞあちらへ!」
オーシャン「ありがとう〜!お一人様でよろしくね!」
ジョーもこれくらい明るいといいんだけどなー。
僕はここのローストビーフが好きだ。
そもそもここのレストランの料理はどれもハズレはないし美味しい。
すると、ジョーの仲間の奴らがやって来た。
ジョーはどんな顔をしてあれをしているのだろう、どんな衣装にすればいいんだろうとか色んなこともんもんと考えていると、ある歌声が耳に入ってきた。
それはとても美しく、聞いていると落ち着き、やすらぐような.......なんていうか言葉では言い表せないような綺麗なものだった。
「るりら、るりら─────」
歌い終えると、拍手喝采。(拍手していたのは僕もだったが。)
その歌で、涙を流す人も居た。
歌っていた女の子もヴィランズなのだろうか。
ヴィランズとは思えない真っ白な歌声だったが。
オーシャン「ポップな歌声.......」
それに......
とってもカワイイ。
ヒラヒラした緑のストールは、彼女の肌を「他の人には見せるもんか」と言わんばかりに彼女の露出されたところを風に揺られながら隠し、なびくワンピースは彼女の儚さ、美しさを引き立てるようで、髪飾りは彼女の美しさと比例するように美しく輝かせているように見える。
極めつけはあの優しそうで、もう触ってしまえばすぐに壊れてしまいそうな笑顔。
僕は彼女のその儚さ、美しさに目を奪われ、ただただボーッと彼女を見つめていた。
見つめれば見つめるほど、心臓がきゅっとなるような気がする。
君がいればどんなウソだって
すべて本当になる気がした
彼女は笑う。
その儚さを振り撒き、やすらぎを与えて回るように。
もうまとめてしまえば、彼女はまるで女神のような人だった。
彼女のその優しそうな笑顔を、僕に向けてくれ。
僕の方を見てくれ。
その笑顔を、僕のものにしてしまいたい─────
でもそんなことをしてしまうと、罰が当たりそう。
もう小難しいことを言わずに、結論から言えば僕は。
恋に落ちました
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ももか(プロフ) - 感情移入してしまいとても辛く涙が出ました。 (2022年10月20日 22時) (レス) @page50 id: f3e8da423f (このIDを非表示/違反報告)
壱加(プロフ) - 机の上の靴さん» コメントありがとうございます!最後はちゃんと笑顔で終わるっぽいので今のうちに泣いてください(((( (2020年5月28日 18時) (レス) id: 26cd84f321 (このIDを非表示/違反報告)
机の上の靴(プロフ) - いよいよ終わりが近づいてる気が...!!! なんか悲しいラストを迎えそうですね( ; ; )最後まで楽しみにしてます!! (2020年5月28日 18時) (レス) id: da06bfb863 (このIDを非表示/違反報告)
壱加(プロフ) - あんかけさん» コメントありがとうございます!一応今のところブラックですが最後はちゃんと笑顔で終われるよう頑張ります!もう少しの辛抱です! (2020年5月28日 18時) (レス) id: 26cd84f321 (このIDを非表示/違反報告)
あんかけ(プロフ) - 突然すみません( ; ; )このお話はハッピーエンドですか!?もう心が痛くて痛くて、、、 (2020年5月28日 18時) (レス) id: 5943b818e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:壱加 | 作成日時:2020年5月20日 15時