43 楽しい時間 ページ46
「うわ......すごいご馳走.....」
アップル「豪華だろ？腕によりをかけたんだ。」
ダルメシア「みんなで作ったんだぞ〜！美味しそうだろ〜！」
「すごい美味しそうだね。これは......」
ヴェール「ローストビーフですわ！」
ローストビーフって現実にあったんだ.....(←人間界で18年生きてきて高級食材食べたことない人)
スカー「早く座りましょ〜！料理が冷めちゃう！」
みんな座っていき、私も適当に席についた。
ヴェール「Aさん、お隣失礼しますわ」
「うん。」
ジャック「それじゃあ俺は左側に〜♡」
ヴェール「ジャックさんはよそに行ってくださいまし！Aさんが汚れますわ!!」
鬼のような顔で怒鳴り付けるヴェール。
「わ、私の前空いてるよ！ジャックはそこ行きなよ！」
ジャック「て、天使......」
ヴェール「Aさん、ジャックさんを甘やかさないでください！」
「甘やかしてはないけどね？」
みんな座ったところで、合掌。
わ〜、どれも美味しそうだな〜
マルフィ「どうだいA。これだけのご馳走は見たことないだろう？」
「うん。そもそも高級食材食べたことなかったし」
マルフィ「ははは！それならちょうどいい。初めて食べる高級料理が美しい私が作った美しい料理.......残酷なものだよねぇ......美しい者が産み出すものはどれも美しい....だったら美しい私が作り出してしまうものはすべて美しくなってしまうじゃないか.....!!あァ、私の美しさが怖い....」
まだまだ語り続けるマルフィ。
みんなほぼ慣れっこだからか「またか」というような苦笑いだった。
こういうのをなんていうんだっけ.....「めんどくさい」じゃなくて......
「あっ！そうか！」
マルフィ「なんだい？私の美しさがわかったか......」
「『うざい』か！」
そう言った途端マルフィは凍りつき、みんなは大爆笑した。
隣に座るエイトフットは爆笑しながら私の背中をバンバン叩いた。
エイトフット「やっぱお前強者だなwwあの自分語りマルフィを黙らすとはwww」
「マルフィ体育座りなってるけどいいの。あれ。」
アップルが慰めてまた椅子に座らせ、マルフィは私を見てニヤリと笑った。
マルフィ「いいだろう....君が私の美しさをわからないのなら、わかるまで教え込んであげようじゃないか！」
「いえ、結構です」
またしても笑いに包まれる。
いいのか？私がこんなに楽しんで...
あれ.....なんかこれって.....あれっぽい.....
友達っぽい.....!!!
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作者名：壱加 | 作成日時：2020年3月26日 15時
