42 驚きの ページ45
ハイタワーに戻る頃には、もう夕方だった。
あのあと姿が見えなくなれることをいいことに、モンスターの世界を回っていたら、こんな時間になってしまった。
「あれ?ハイタワー暗くないですか?」
スキャター「元々暗いじゃないですか。」
「いや、いつにも増してというか」
V「たしかに......全員外出してるのか?」
入ってみると、やはり暗く、しーんとしていた。
普段ならガヤガヤうるさいのに......
まぁ、静かだからいいんだけど。
喉が乾いたので、台所の電気をつけた瞬間。
パパパパパパパパパパンッ!
金色のピラピラがたくさん私にひっついてきた。
クラッカーの中にはいってるやつか......
「..............なにこれ」
ヴェール「人間界流のお祝いの仕方ですわ〜!」
アニメでよく見るやつか。
誕生日の時とかの。
アップル「Aは元々人間界に居たんだろう?どうだ?驚いただろう?」
ダルメシア「驚いたか!?驚いたか!?」
「うん、驚いたよ.....けど、今日はなんかあったっけ?」
スカー「Aの歓迎会よ〜♡やってなかったでしょ?」
「ヴィランズでもそういうのってするんだ。」
するとジャックがアホのように大きなお菓子の城を持ってきた。
ジャック「ほら!ワンダーランドから取り寄せたお菓子の城だよ〜!」
マルフィ「うぇるうぇる......たしかにケーキは君に任せたけど......これは......」
エイトフット「でかすぎだな」
全員エイトフットの言葉にうんうんと頷いた。
「もしかして......ミスター達知ってたんですか!?」
V「まぁ......」
スキャター「昨日Aさんが寝たあとに皆で計画してたんですよ〜!」
ホック「Aがランドール様のところへ行ってる間に皆で準備してたんだ」
だからモンスターの世界を回るっていうスキャターの意見にミスターが賛成したのか......珍しいと思ったら。
ファージャ「クラッカーとかいうのも驚いたやろ!?完璧やわ〜!」
「うん。結構びっくりした。」
ハーデス「当然よね。」
「でも、正直お菓子の城はでかすぎると思うんだよね」
ジャック「みんなお菓子の城に恨みでもあるの!!??」
でも、こういうのってしてもらったことなかったかも......
「皆、ありがとう」
全員(この子はァァァァァァァァァァァァァ)
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作者名:壱加 | 作成日時:2020年3月26日 15時