【ヴィランズ手下】死神かと思ったら違った (ページ31)

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30　一人の時間ページ31

あー、今日はみんなどっか行ってる。

ヴェールとホックとハーデスとアップル、マルフィ、ダルメシアはリクルーティングとやらに行ってるし、ファージャとスカーはマスターとかいう人の呼び出しとかで......ジャックは......知らん。けど居ない！

今日は私一人かぁ.....

ここでは、昼間することがほとんどない。

ファージャ辺りが居てくれればお喋りとか出来たのになー。

そう思いながら、私は何度も読み返した本を読んだ。

人間が人間として扱われない収容所に収容される少年の、儚くも美しい恋のお話。
残酷なようで、美しい内容である。

何度読んでも飽きないなー。

エイトフット「あれ？お前一人か？」

声の先には、エイトフットさんが居た。

「はい、まぁ.......その他は今いませんよ」
エイトフット「ふーん.......で？お前は何してんの？」
「見てわかりませんか？本読んでるんですけど」
エイトフット「お前以外に反応冷たいな」

そうかな......いや、多分お前がこの前キレたせいや。自業自得です、はい。

エイトフット「あのさ......前から思ってたんだけどー」
「......?はい？」
エイトフット「なんでお前ここに居んの？」
「はい？」