4 運命の再開 ページ5
【翌日】
今日はなんとか早起きすることが出来た。
アラームは昨日より早めにセットしておき、音量もマックスにしておいた。
いつも起きるのが遅い、とりんちゃんに怒られて生きている私だが、今日は怒られないだろう。
「ん？」
あ......!!あれは！
運命の人.......!!!
今日はついてるなと思いながら駆け足で彼に近づいた。
「すいません！」
???「君は.......」
「昨日、助けてくれましたよね？！」
???「助けたわけじゃないけど......」
「あの、私甘露寺Aです！あなたは?」
???「なんで君に教えなきゃいけないの......」
「え、私言ったのに言わないんですか？」
???(なんだこいつ。)
男の人はめんどくさそうに頭を掻いて、まっすぐ私の目を見て名前を教えてくれた。
???「ギリンマだ。」
「ギリンマさんですね！」
ギリンマ「もういい？俺もう行きたいんだけど。」
「えぇ！せっかく会えたのに！」
ギリンマ「あのね、俺とあんたはもうこれ以降会うことはないの。百歩譲って町中とかで会ったとしても、せいぜい会釈ぐらいの関係性だ。馴れ合うような関係じゃない。」
「ひっどい！私めちゃくちゃ期待したのに！」
ギリンマ「どこに期待する要素があったんだよ！」
「せ、せめてお礼くらいはさせてください！私、昨日ギリンマさんに支えてもらわなかったら、顔怪我してたかもしれないし、学校にも遅刻しちゃってました！」
そこまで言うと、ギリンマさんはなにかに気づいたように目を見開いた。
すると「じゃあこうしよう。」と言って持っていたステッキの丸い先端部分を手のひらに打ち付けた。
ギリンマ「君の帰りは、俺と一緒。だから分かれ道まで一緒に帰ろう。それでいい？」
「うわあああ、じゅうぶんすぎるぐらいです！」
なんだかんだ言って、優しい人！
やっぱりこの人は、運命の人.......
「これでまた、会えますね。」
ギリンマ「..........あぁ。」
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壱加(プロフ) - rainbow204649さん» コメントありがとうございます！書いたのがだいぶ前で今読むと「おかしいだろ」ってなるとこも多いんですがそう言ってもらえてありがたいです(；ω；)マイナーキャラの小説ですから、読んでもらえてめちゃくちゃ喜んでます笑 (2021年7月4日 20時) (
レス) id: c0c59cbbf4 (このIDを非表示/違反報告)
rainbow204649(プロフ) - 1年前の夢小説に失礼しますが、素敵な小説ですね！楽しませてもらいました。 (2021年7月4日 0時) (レス) id: d0a66fb317 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：壱加 | 作成日時：2020年1月3日 20時
