24 終わりの合図 ページ25
ギリンマside
彼女と遊園地に行ってから数週間後。
少し前まで夏の暑さは初歩的なものだったが、とうとう本格的なものになってきた。
仕事も忙しく、プリキュアにも未だに勝利していないが、あの子に会えるだけで、やる気が出た。
ブンビー「ギリンマくん、ちょっと来たまえ」
また嫌味を言われるのだろうか、そんなぬるいことを考えながら上司のデスクに向かった。
ブンビー「いつも失敗してるギリンマくんに、辞令が出たよ」
ギリンマ「えっ.......!?そ、それは何かの間違いでは......!?」
目を疑った。
これは聞いたことがある。
成果が伸ばせない者は、この紙を使って会社のために........死ぬ
これを使えば俺が俺でなくなってしまう。
前の俺ならこんなのすぐに決断できたはずだ。
それなのに.......!!!!
脳裏に浮かぶのは彼女の真っ白な笑顔。
ブンビー「悩んでるねぇ？君ならすぐに受け取ってくれると思ってたんだけど.....」
ギリンマ「き、決まっているじゃないですか.....」
受け取ってしまった。
もう、彼女とは会えない。
ギリンマ「わ、私に少しだけ時間をくれませんか......」
ブンビー「なにをするつもり？」
ギリンマ「これで死ぬくらいなら、私は後悔しないようにしたいんですよ......」
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壱加(プロフ) - rainbow204649さん» コメントありがとうございます！書いたのがだいぶ前で今読むと「おかしいだろ」ってなるとこも多いんですがそう言ってもらえてありがたいです(；ω；)マイナーキャラの小説ですから、読んでもらえてめちゃくちゃ喜んでます笑 (2021年7月4日 20時) (
レス) id: c0c59cbbf4 (このIDを非表示/違反報告)
rainbow204649(プロフ) - 1年前の夢小説に失礼しますが、素敵な小説ですね！楽しませてもらいました。 (2021年7月4日 0時) (レス) id: d0a66fb317 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：壱加 | 作成日時：2020年1月3日 20時
