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Aside
私は人気のない建物と建物の間にしゃがみこみ、涙を隠していた。
もう、あの場所には戻れない。
戻りたくても戻れない。
もう、将人とも関わりたくない。
ギリンマ「見つけた」
「ギリンマ.......さ......」
ギリンマさんはハンカチを差し出してくれた。
「なんで、ここが？」
ギリンマ「勘。」
勘って当たるときあるんだ.....
そんなことを思いながら私は彼のハンカチで涙を拭いた。
彼のにおい......
「ギリンマさん......あんまり、顔みないでくれませんか......」
ギリンマ「なんで？」
「泣き顔、ブスだし.....元々のブスが三割増しくらいブスになりますよ」
ギリンマ「へー、やっぱり泣いてたんだ」
「あ.......」
しまった、泣いてるのバレちゃった......
ギリンマ「泣いてもいいんだよ、俺涙なんて見慣れてるからさ。仕事で色々と見てるよ」
「どんな仕事ですかw」
ギリンマ「笑ってくれたね」
「あ......」
気がついたら笑っていた。
ギリンマ「俺は、松本.....くん?みたいに明るいわけでもないし、パッともしない。でも、君の話なら聞いてあげられる自信あるよ」
またしても涙が出てきそうになる。
あぁいうことがあってから、誰かのまっすぐな優しさに触れると泣きそうになる。
ギリンマ「誰かの前で泣かないって頑張るのもいいけど、少しは、誰かの前で泣くのも大事だと思うよ」
そう言ってくれる彼に、私は顔が見えないように、泣いた。
ギリンマ「もう大丈夫？」
「うん。大丈夫です。さ、私も立ち直ったことですし！次のアトラクション乗りましょ！」
ギリンマ「えぇっ！まだ乗るの？！」
???「あれって......Aちゃん......?」
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壱加(プロフ) - rainbow204649さん» コメントありがとうございます！書いたのがだいぶ前で今読むと「おかしいだろ」ってなるとこも多いんですがそう言ってもらえてありがたいです(；ω；)マイナーキャラの小説ですから、読んでもらえてめちゃくちゃ喜んでます笑 (2021年7月4日 20時) (
レス) id: c0c59cbbf4 (このIDを非表示/違反報告)
rainbow204649(プロフ) - 1年前の夢小説に失礼しますが、素敵な小説ですね！楽しませてもらいました。 (2021年7月4日 0時) (レス) id: d0a66fb317 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：壱加 | 作成日時：2020年1月3日 20時
