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｢ちょっと待ってくれ！｣
真剣に引き止められて無理に部屋を出られる状況でもなくて
｢まだ話はこれからなんだ｣
『…まだ何か？』
｢君にうちの会社のアーティスト第1号になって欲しい。｣
…え？
『私…ですか？』
｢そう、君。君しかいないんだ。君にうちからデビューをして欲しいんだ。1人でもいい。ここにいる練習生でもいい。…それから君の元いたグループのメンバーでもいい。｣
目を見て真剣に名刺を差し出すプロデューサーさん
『…どうして、そこまで私に』
｢君だからだよ。初めてステージを見た時確信したんだ。君みたいな人が世界を変えるって。だから僕は君にデビューして欲しい、うちからね｣
そう言い終わると私にスマホを差し出してくれた
そのアルバムに写っていたのは私だった
ステージの写真、Twitterで出回った私が作った曲
ほんとに沢山だった
｢ここまで来るとストーカーみたいだと思うだろう？笑｣
笑いながら話すプロデューサーさんに
『…まだみんなには言わないで欲しいです。準備が整ってから言いたいです。…こんな私でよければこれからもお願いしてもいいですか？』
そういうとパッと顔が明るくなって
｢もちろんだ！！ありがとう！ありがとう…｣
こうして私の事務所所属が決まった
控え室に戻ると色んな事務所の方からうちからデビューしないかと話を貰ったけど、
全て丁重にお断りさせて頂いた
蓮太 ｢お疲れ様、明日香｣
『蓮太こそ、お疲れ様。』
蓮太｢これからどうするの？｣
『…私は私らしく夢を追いかけるよ』
蓮太｢…何考えてんだかわかんないけど、僕の連絡先だけは消さないで欲しい｣
…エスパーなのかな
きっと分かってたんだ、最初から
デビュー出来なかったらみんなとの繋がりを切る
決めていたんだ、最初に
じゃないと前に進めない気がして
『…なんでも分かっちゃうんだね、参ったなぁ
……これ。私の連絡先。明日消すから、明後日番号検索して追加してくれる？』
蓮太 ｢僕だけ？｣
『…そう、蓮太だけ。みんなには絶対内緒』
そういうと
蓮太 ｢秘密事うれしい、泣きそう｣
『今日はさいっぱい泣いて、明日から少しづつ前を向こう』
私たちは2人で抱き合いながらわんわん泣いた
みんなが戻ってくると聞いて
悩んだ
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みるきー(プロフ) - Anotherstory読ませて頂きました。主人公ちゃんが前向きに自分らしく進んでる姿は感動です！瑠姫くんも蓮汰くんも匠海くんもいい男ですねw6/13デビューとかそれもまた(T ^ T) では、別のお話に飛んで来ます！ (2021年9月30日 2時) (
レス) @page29 id: 9aa423eb75 (このIDを非表示/違反報告)
みるきー(プロフ) - 完結おめでとうございます！本当に毎回更新が楽しみで嬉しくて...INIになってからのお話しも是非読んでみたいです。あと、瑠姫くんとのその後も...わがままですみません。お時間のある時にでもよろしくお願いします！ (2021年9月29日 17時) (レス) @page22 id: a74b0e4aef (このIDを非表示/違反報告)
na(プロフ) - 完結おめでとうございます(^_^)✨毎回の更新がとても楽しみなくらい、だいすきな作品でした！ぜひINIでデビューした後も書いてほしいです、、😢個人的にはるきくんとの交流が公になるお話もとても読みたいなと思いました！🥺💕 (2021年9月29日 17時) (レス) @page22 id: ebfaeb9583 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：manana | 作成日時：2021年9月22日 11時
