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いつも通りの電話中
『そーいえば、誕生日、何してる？』
汐恩 ｢まだなんも決まってへんけど、毎年遥と家族がお祝いしてくれてんで？ってか誕生日知ってくれてたんや｣
『まぁね、それくらい知ってるよ？』
汐恩 ｢どしたん、そんなこと聞いてきて｣
『…誕生日、会えないかな』
そういうと、無言が続いて
嫌だったかな、、ってマイナスな考えが頭をよぎる
『…別に嫌やったらええ、遥たちと過ごして』
なんだか虚しくなって、電話を切ろうとした
汐恩 ｢まって！！嬉しすぎて、固まってしもうた…ええん？｣
『誕生日、私に時間をくれませんか』
汐恩 ｢もちろんや…嬉しい…ほんまに｣
こうして一緒に過ごすことが出来る誕生日
どこに行こうか、何をしようか
ほんとに色々迷った
当日、朝10時
待ち合わせに選んだのは
『おはよ。汐恩』
汐恩 ｢おはよ。どこ行くん？なんも知らんのやけど｣
『知らなくて当然。よし行こう』
駅の改札を抜けた人通りの少ないところで待ち合わせ
向かった先は
汐恩 ｢…写真館？｣
『うん、写真撮るの！』
変な話、あと何回一緒に誕生日を過ごせるか分からない
高校卒業したら？上京したら？
そんな時、この写真があれば
きっと私は頑張れる
私は変装として帽子とマスクをしてて
写真館に入るなり変装をとく
汐恩 ｢え。大丈夫なん？それとって｣
『うん、いいの。実はここ撮影でよくお世話になってて、カメラさんとかメイクさんとか知り合いなの。だから貸切にしてもらって。特別な日だから特別な思い出を汐恩と作りたい』
汐恩 ｢…ほんまできた彼女やな？おっしゃかっこええとこ見せへんとな〜？｣
そう言って笑う汐恩をみて
メイクさんがこっそり私に耳打ちした
“噂の彼氏さん？かっこいいわね？お似合いよとっても”
お似合い、そう言って貰えて私も鼻が高い
予め用意してもらっていた衣装に着替えて
目の前に現れた汐恩は本当にかっこよくて
…涙がこぼれそうになった
かっこいい、そう思う反面、確信した
この人はきっとアイドルになるんだって
もっと素敵な人になって色んな人を幸せにして
そんな人になるんだって
きっとそこに私がいないことも簡単に想像できた
1人で立ってると汐恩が私のところにやってきた
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nanako(プロフ) - よかった〜ＴＴやっと会えた。幸せな2人の続き気になります。 (2021年11月27日 0時) (
レス) @page37 id: a3eea1a2d6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆり(プロフ) - すごく面白くて一気に読んじゃいました！更新楽しみにしています☺︎ (2021年11月6日 23時) (レス) @page30 id: 928c6460b0 (このIDを非表示/違反報告)
nanako(プロフ) - TT2人に早く会って欲しい、けどもっと長く読みたい、、、。続き楽しみにしています (2021年10月25日 13時) (レス) @page27 id: a3eea1a2d6 (このIDを非表示/違反報告)
びび(プロフ) - こちらの作品が長編になってとても嬉しいです！ずっと楽しみに待っていたため通知が来るたびドキドキして読む度泣けます（ ; ; ）これからも応援してますので更新頑張ってください！ (2021年10月22日 1時) (レス) @page26 id: 95caaa868f (このIDを非表示/違反報告)
nanako(プロフ) - 泣くーTTどうかハッピーエンドになりますように (2021年10月14日 8時) (レス) @page18 id: a3eea1a2d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：manana | 作成日時：2021年9月21日 15時
