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遥 ｢まぁ私に言わない時点で、秘密にしたいんだなって思ったから何も言わなかった。2人が幸せならそれでいいって、ほんとに思ってたんやもん。｣
『遥…ごめん、黙ってて』
遥 ｢別に謝って欲しいわけじゃないねんで？ただ2人は幸せかなって。離れ離れになってしもうて、大丈夫かなって｣
『…私、大丈夫だよ？いつか会えるって約束したの。そのために私は私の夢を叶えるし、汐恩には汐恩の夢を叶えて欲しい。そのためなら何年だって待てるよ。だって大好きだもん、汐恩のこと』
遥 ｢…っそっか。なら安心やわ！！！｣
笑いながら泣くから、面白くなっちゃって
『泣かないでよ笑』
遥 ｢だって、明日香まで離れていっちゃうやんか！！｣
『私はどこにも行かないよ？私の高校時代の友達は遥だけだからね』
そういうとまた大量に泣き出して、運ばれてきたオムライスを口いっぱいに頬張る遥
大丈夫、そう思えた日だった
それから月日がたって今日は高校の卒業式
あれからの日々は
遥がいてくれたからほんとに楽しかった
今日、卒業式が終わったら1週間後、私は東京で一人暮らしを始める
お父さんは
｢何かあったら、戻ってきなさい。ここが明日香の帰る場所だ｣
と、涙目になりながら言ってくれて、背中を押してくれた
あの続編の撮影も東京に行ってすぐ、始まる
顔合わせや本読みはもう、終わっていて
あとは撮るだけ
遥 ｢寂しいなぁ、一人ぼっちやん｣
『東京の大学行けばよかったのに』
遥 ｢うちの学力足らへんねんもん！！また会ってくれる？｣
『もちろん、会いに来るで。遥、いつでも連絡してきてな？』
遥 ｢うん、はぁ、寂しい〜｣
ぎゅっと抱きついて、ぱっと離れて、こういった
遥 ｢明日香と汐恩が芸能界で再会すること。ほんとに心の底から願ってるよ。がんばれ、明日香｣
『ありがとう。遥も大学頑張ってね。またご飯いこう』
そう言って私は高校を後にした。
1週間、引越しの準備をしたり台本を読んだり
引越し前夜、最後に訪れたのは
始まりの公園だった
ブランコに座って思い出に浸って
決意を新たに、住み慣れたこの街を後にして
夢を追いかけて、東京に向かった
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nanako(プロフ) - よかった〜ＴＴやっと会えた。幸せな2人の続き気になります。 (2021年11月27日 0時) (
レス) @page37 id: a3eea1a2d6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆり(プロフ) - すごく面白くて一気に読んじゃいました！更新楽しみにしています☺︎ (2021年11月6日 23時) (レス) @page30 id: 928c6460b0 (このIDを非表示/違反報告)
nanako(プロフ) - TT2人に早く会って欲しい、けどもっと長く読みたい、、、。続き楽しみにしています (2021年10月25日 13時) (レス) @page27 id: a3eea1a2d6 (このIDを非表示/違反報告)
びび(プロフ) - こちらの作品が長編になってとても嬉しいです！ずっと楽しみに待っていたため通知が来るたびドキドキして読む度泣けます（ ; ; ）これからも応援してますので更新頑張ってください！ (2021年10月22日 1時) (レス) @page26 id: 95caaa868f (このIDを非表示/違反報告)
nanako(プロフ) - 泣くーTTどうかハッピーエンドになりますように (2021年10月14日 8時) (レス) @page18 id: a3eea1a2d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：manana | 作成日時：2021年9月21日 15時
