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｢おっさん、あの時の出待ちっしょ。さっさと俺の明日香から手離せよ｣
目を開けると、瑠姫くんがいた
その前に與那城さんがいたからきっと扉を壊してくれたのは與那城さんだろうか
ス ｢なんでいつも邪魔するんだ！！お前がいるからお前がいたから明日香は俺のものにならなかったんだ！！｣
そういっておじさんはポケットにしまってあったのであろう刃物を取り出した
瑠姫 ｢往生際悪すぎあんた｣
瑠姫くんの声を聞いておじさんは
瑠姫くんの方に向かっていった
『瑠姫くんっ！！！』
距離も距離だった
避けた先も先だった
瑠姫くんの腕から血が流れるのが見えた
おじさんは後ろから来た別のスタッフさんに取り押さえられどこかへ連れていかれた
『瑠姫くん！？ねぇ！！！大丈夫！？』
相当な血が溢れていて、自分の服で出血を抑えようとしても無駄だった
瑠姫 ｢大丈夫、｣
か細い声で呟いた瑠姫くんはそのまま意識を失ってしまった
『るきくん！！るきくん！！！』
與那城 ｢おい！瑠姫！！！！｣
その後のことははっきりとは覚えていない
瑠姫くんは誰かが呼んだ救急車で運ばれいまは病室のベットで寝ている
腕だったので命に別状はないみたい
それだけが私の救いだった
明日は休養日で明後日が順位発表
スタッフさんと看護師さんに無理を言って目を覚ますまでここにいさせてもらうことにした
こんなことになったのは私のせいで
瑠姫くんに怪我までおわせてしまった
瑠姫くんの手は暖かくて、生きている実感が湧いて
涙が溢れて止まらなかった
泣いても仕方ないしどうすることも出来ないのは分かってた
それでも瑠姫くんを思えば思うほど止まらなくなった
病室のドアが開く音がして
顔を上げると
そこには與那城さんがたっていた
與那城 ｢大丈夫だった？｣
『…私は大丈夫です。瑠姫くんが守ってくれたから…ごめんなさい』
與那城 ｢明日香ちゃんが謝ることじゃないでしょ。なんも悪いことしてない｣
『でも私のせいで』
與那城｢それ以上言ったら守った瑠姫が可哀想だから、言わないで｣
目を合わせると悲しそうな目で瑠姫くんのことを見つめているからまた涙が溢れてくる
與那城 ｢瑠姫は必死だったよ。かっこよかった。明日香ちゃんを必死になって探してたから俺らも必死でさ。｣
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来未(プロフ) - 主人公がデビュー組に入れないリアルverも見てみたいです！！ (2021年9月21日 21時) (
レス) @page39 id: 9e8586e58e (このIDを非表示/違反報告)
みー(プロフ) - 設定もお話も大好きです。一気に読んでしまいました。更新楽しみにしています。 (2021年9月17日 2時) (レス) id: a88ada9405 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：manana | 作成日時：2021年9月7日 22時
