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ホテルの部屋に戻り、それでもまだ私は悩んでいた
西さんから言われた言葉が頭の中を駆け巡る
後悔しないための選択をしたはずだったあのころの私
それでもありのままの私で接してしまったら
また私のせいで…
そう考えると眠れなかった
こんな時、瑠姫くんがいてくれたらお兄ちゃんがいてくれたら
すぐに解決しただろうか
いやこれは私の問題
考えているうちに寝てしまっていたみたい
迎えたリハーサル
衣装に身を包み、最終確認を行う
黒のジャケットの下は黄色のチューブトップ
黒のレザーショートパンツに黒のブーツ
髪の毛はポニーテールで括り、メイクもいつもより少し濃いめにして赤リップ
強い感じにしてもらった
どれだけ考えても答えは出なくて、西さんに合わせる顔がない
それでも時間はすぎていく
KENZOさんに厳しい事を言われ、もう一度ステージで披露することになった
途中で音楽が止まって…それでも私は踊り続けた
不安をかき消すように
するとGooseBumpsでは無い音が聞こえてきて立ち止まりみんなが振り返っていた後ろを振り返る
そこに映し出されていたのは
ここまで自分たちを応援してくれている国プの皆さんだった
レミフラに合わせて踊ってくれたりスローガンを持ってくれていたり
その中に私のもあった、思ったより見つけられた
音楽が止まり、将吾くんと蓮太くんが感謝の気持ちを話す
その瞬間、答えが出た
私は後悔しないために、私のためにもみんなにホントの自分の気持ちを話そう
それで拒絶されたらそれはその時
ステージから降りて、私は西さんを呼び止めた
『昨日はありがとうございました。私、決めました。みんなに話すって。昨日、西さんに言われて正直考えがまとまらなかったけど、でも今の映像を見て。このままデビューしたらあの時こうすればよかったって絶対後悔すると思いました。』
真剣に聞いてくれる西さん。この人に出会えて良かったと思った瞬間だった
『だから、明日の本番頑張りましょうね…洸人くん』
驚いたようなでも少し嬉しそうな顔で、笑ってくれた
｢こちらこそ。改めてよろしくね。よし、みんなんとこ行くぞー！｣
私の手を引いて駆け出していく洸人くん
途中、AnotherDayチームとすれ違った時、匠海くんが
｢良かったな、頑張ろな！｣
って微笑んでくれた
明日は本番、私は新たな私でステージに立つ
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来未(プロフ) - 主人公がデビュー組に入れないリアルverも見てみたいです！！ (2021年9月21日 21時) (
レス) @page39 id: 9e8586e58e (このIDを非表示/違反報告)
みー(プロフ) - 設定もお話も大好きです。一気に読んでしまいました。更新楽しみにしています。 (2021年9月17日 2時) (レス) id: a88ada9405 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：manana | 作成日時：2021年9月7日 22時
