はちみつとレモン【短編集】 (ページ4)

今日:61 hit、昨日:12 hit、合計:83,336 hit

偶然ではないページ4

鶴房汐恩×アイドル

鶴房side

高校に入ってすぐに彼女が出来た。

明日香は男女ともに人気で可愛くて綺麗で、そんな彼女が大好きで仕方なかった。

そして、モデルとしても活動してた。将来は女優になりたいんだと話してたっけ。

そんな中、譲れないものが出来た。

どうやって話すか。どうすればいいのか。

決心がつかないまま、あと一週間になってしまった。

｢明日、話したいことがある。｣

なんて伝えようか。

---------------
あなたside

私の彼氏はかっこいい。

周りからの人気も高いし、運動もできて友達思い。

勉強は出来ないけど笑

『どうしたの？』

｢俺…韓国に行く｣

え？？？韓国…？？？

『な、にしに行くの？』

｢俺、アイドルになりたい｣

ドンキで殴られたような感覚だった。

それと同時に応援しなくちゃって思いと、別れるんだって気持ちが交差した

『そ、うなんだ……でも汐恩の夢なら私は応援するよ。だから途中で帰ってきちゃダメだよ？』

｢ありがとう、なぁ帰ってきたらさ…｣

『あ、私そろそろ行かなくちゃ』

涙を我慢して言おう

『ねぇ、また会えたらその時は偶然じゃなくて必然だと思って。私も今夢ができた。汐恩には負けない。またどこかで会おう。お互い夢叶えようね？』

｢明日香頑張れよ。俺もお前もまたどこかで…｣

『うん、じゃぁね』

さよなら、汐恩

私は汐恩にふさわしい女になるんだ。いつかどこかで会えるように私は私の夢を叶えよう。