愛してる【三浦鷹山】 ページ29
成人済みの設定でお願いします。ちなみに付き合ってます。
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酔っている時にしか、愛してると言ってくれない彼のことが好きだ。そんな彼は、今日も私の隣で顔を赤くしながら、とろんとした瞳で
「なぁ、愛してる。すげぇ愛してる······」
なんて言ってくるので、心臓がドキドキして仕方がない。言われ慣れてないから、余計に愛してるという言葉に過剰に反応してしまう。普段はクールな彼だが、お酒が入ると私に甘えてきたりして可愛いのだ。今も、私の肩にもたれかかってきて、規則正しい寝息が聞こえてくる。こんなに密着してくることもなかなかないので、少しくらいいいかなと彼の手を繋ぐと、緩く恋人繋ぎをしてくるので可愛くてしんどい。
「風邪ひいちゃうから、ベット行こ？」
と彼へ呼びかけると、うぅ〜と唸り声を上げながらおぼつかない足取りでベットへと向かう彼。私もそろそろ寝ようと、同じくベットへと向かう。ボフッとベットに横たわり、すぐに寝てしまった彼に布団をかけ、私も寝る準備を始めた。今日は、新しく買った抱き枕を使おうとわくわくしていたので、寝るのが楽しみだった。さっそく抱き枕を横に置いて使っていると
「······おい、なんでこっちに抱きついてこねぇんだよ」
と、後ろから抱きしめられ、不機嫌そうな彼の声が聞こえてきた。もう寝たと思っていたので、急なことに驚いていると、彼が首元に顔をうずめてきた。まさか、抱き枕に嫉妬しているのだろうか。だとしたら可愛すぎて困ってしまう。普段は余裕そうな顔をしている彼が抱き枕に嫉妬なんて、子供らしくて可愛すぎる。
「もう寝てたし、邪魔しちゃうかなって······」
「邪魔じゃねぇし、Aにはオレがいるだろ」
なんて可愛いことを言われるので、優しく彼に抱きつくと嬉しそうな顔で
「······愛してる」
と言いながら、また眠りについてしまった彼。耳元で囁かれたせいでドキドキして眠れなくなってしまった。彼の寝顔をじっと見ていると、だんだん眠たくなってきた。彼の腕の中は落ち着いて安心してしまう。いつの間にか眠ってしまい、朝になってから彼にこの話をすると、恥ずかしそうに顔を隠しながら照れていた。そんな彼が見たくてお酒を飲ませているのは、私だけの秘密だ。
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黛(プロフ) - みるくさん» コメントありがとうございます！とても嬉しいです！！これからも頑張っていくので、楽しんでいただけたら嬉しいです (2022年2月7日 7時) (
レス) id: 26e9e65c58 (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - すごく面白いです！頑張ってください！ (2022年2月7日 7時) (レス) @page42 id: 14f43f79f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黛 | 作成日時：2021年11月27日 17時
