第28話 ページ29
螺旋丸の修行に付き合ってもらい、ある程度完成したので家に帰宅した。なんだか、カカシさんが凄く驚いていたがそんなに凄いことなのだろうか。
…こちらの世界の人の感覚はまだまだ分からないもんだな。
『それで、カカシさんはいつまで居るんです？』
ｶｶｼ「…いつまでって…君が寝るまで？」
『…………………それもイルカが？』
ｶｶｼ「………さぁ…どーだろうね」
ペラリと本をめくりながら、カカシさんはそう言う。
いつまでいるんだか…まぁいいんだけどさ。
私は床に座る彼の後ろに回って本を覗く。
すると、彼はパタリと本を閉じてしまった。
解せぬ。
ｶｶｼ「こらこら、なーにしてんの」
『いつも読んでるので、どれほど面白いものなのかと』
おら、寄越せ。
私は彼の手首を掴んで、本に手を伸ばす。
だが、彼も腕を伸ばしたせいで届かない。
ｶｶｼ「こーら。ダメだって」
『見せれないくらいひどい内容なんですか？』
ｶｶｼ「それはどういう意味で？」
『…子供の口から言わせるんです？』
彼の顔にそう微笑みかければ、彼はバツが悪そうに顔を逸らした。ふっ、勝った。
私は彼の背中にベッタリとくっつく。
腕は回さず、頭をぐりぐりとさせた。
ｶｶｼ「…ふふっ。なぁに？」
『………………なんでもないですよ』
擽ったそうに笑う。
ふと、死ぬ前の友人の顔を思い出した。
笑い方が似てるんだよなぁ…。
ま、彼女はここまで顔が整ってなかったけど笑。
白い髪に隠れた片目。それに口も。
全部違うけど。
…………………あれ…………あれ？そういえば…………。
それがこの世界では普通だと思ってたけど………。
私は後ろからカカシさんの首に腕を巻き付ける。
ｶｶｼ「ちょ、今度は何よ」
『甘えてるんですよ』
ｶｶｼ「嘘。甘える言い方じゃ………」
ずるっ。
そんな効果音が似合いそうなほど綺麗に下げれた。
『あぁ、やっぱり。無い方がモテそうですね、ムカつくほどに』
ｶｶｼ「あ…」
あ、ホクロ発見。
私は巻き付けた腕の片手でカカシさんの口布を思いっきり下げたのだった。
ｶｶｼ「くぁwせdrftgyふじこlp」
『うわぁっ！？？！』
すると、私の下にいるカカシさんが言葉にならない悲鳴をあげながら、暴れだした。
え、なに。そんなにコンプレックスだったの！？
逆にムカつくわ！！
全国の残念な男子に謝れ！！！
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かるーあ(プロフ) - イッヌの毛さん» コメントありがとうございます！頑張ります！！ (2020年9月12日 0時) (
レス) id: 7e8732a009 (このIDを非表示/違反報告)
イッヌの毛 - 更新頑張ってください！楽しみにしていますね！ (2020年9月11日 21時) (レス) id: bf8e6a55c2 (このIDを非表示/違反報告)
かるーあ(プロフ) - MAERさん» うわぁ！？ありがとうございます！！そう言って貰えると凄く嬉しいです！頑張ります！ (2020年8月28日 21時) (レス) id: 7e8732a009 (このIDを非表示/違反報告)
MAER - やべえ！！更新めっちゃ楽しみです！頑張って下さい！応援してます!!!!!(うるさい) (2020年8月28日 1時) (レス) id: 7446762651 (このIDを非表示/違反報告)
かるーあ(プロフ) - 茶々(ピンク)さん» 初コメありがとうございます！頑張って更新していきたいと思います！ (2020年8月26日 21時) (レス) id: 7e8732a009 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かるーあ | 作成日時：2020年8月23日 10時
