第11話 ページ12
【No side】
ｲﾙｶ「おはよう！皆ちゃんと来てるな！」
ガラガラと音を立てながら教室に入ってきたイルカ。彼は教室全体を見回して、全員いることを確認して安堵する。ナルトやシカマル、キバは授業をサボる時があるからだ。
ｲﾙｶ「早速だが今日はみんなに紹介したい子がいる！」
ざわめき始める生徒たち。
ﾅﾙﾄ「も、もしかして！もしかして！転校生〜！？」
ﾁｮｳｼﾞ「可愛い子かなぁ」
ｼｶﾏﾙ「どーでもいい……俺は寝るぞ…」
いの「そこはイケメンでしょ！」
ｻｸﾗ「サスケくんには敵わないと思うけどね！！ね、サスケくん！！」
ｻｽｹ「…」
教室が一気に騒がしくなる。
イルカはそんな彼らを見てため息をつくと宥めるように言った。
ｲﾙｶ「お前ら少しは静かに…」
その時、ガラガラガラと教室の扉が開く。
ひょこりと顔だけを出して、教室を覗き込む少女。
『………げっ、まだじゃん』
綺麗な黒髪。
くりくりとした大きな瞳に、透き通るような白い肌。
ｲﾙｶ「いや、構わないよ。自己紹介してくれるか？」
『はーい…』
しぶしぶといった感じで入ってきた少女はイルカの隣に並ぶと周囲を見回して、ひくりと口角をひきつらせた。
周りからも見てわかる程、緊張している。
『えっと…坂田………うみの？……あれどっちだ…？まぁいいや。Aです…………えと…分からないことが多いので、教えて頂けたら嬉しいです。よろしくお願いします』
綺麗にぺこりとお辞儀をするA。
皆が彼女に注目している。その教室は静かで、Aはゆっくりと顔をあげると目を泳がせた。
ﾅﾙﾄ「……Aちゃん！待ってたってばよー！！」
『！ナルトくん』
静かな教室で、ナルトは椅子から立ち上がると大きく手を振った。すると、ナルトがいた事に安心したのかAがふにゃりと笑う。
ｲﾙｶ「(お。笑った！…良かった)じゃあ……後ろしか空いてないな。A、一番後ろの席で大丈夫か？」
『別に大丈夫(むしろその方が…)』
ﾅﾙﾄ「じゃあさ、じゃあさ！俺がAの隣に座るってばよ！Aも一人じゃ寂しいってばさ！」
ｲﾙｶ「なんだ…やけに積極的だな、ナルト」
すると、イルカの言葉も聞かずナルトは席を立つと、Aが座るであろう席の近くに座り、手を振った。
Aはそんなナルトを見てきょとんとしていたが、クスリと笑うとその席に座った。
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かるーあ(プロフ) - イッヌの毛さん» コメントありがとうございます！頑張ります！！ (2020年9月12日 0時) (
レス) id: 7e8732a009 (このIDを非表示/違反報告)
イッヌの毛 - 更新頑張ってください！楽しみにしていますね！ (2020年9月11日 21時) (レス) id: bf8e6a55c2 (このIDを非表示/違反報告)
かるーあ(プロフ) - MAERさん» うわぁ！？ありがとうございます！！そう言って貰えると凄く嬉しいです！頑張ります！ (2020年8月28日 21時) (レス) id: 7e8732a009 (このIDを非表示/違反報告)
MAER - やべえ！！更新めっちゃ楽しみです！頑張って下さい！応援してます!!!!!(うるさい) (2020年8月28日 1時) (レス) id: 7446762651 (このIDを非表示/違反報告)
かるーあ(プロフ) - 茶々(ピンク)さん» 初コメありがとうございます！頑張って更新していきたいと思います！ (2020年8月26日 21時) (レス) id: 7e8732a009 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かるーあ | 作成日時：2020年8月23日 10時
