第1話 ページ2
バッと勢いよく海中から引き上げられ、私の身体は求めていた酸素を大きく口を開けて吸い込もうとした。だが、それよりも前に身体の中の水が逆流して口から吐き出される。
『ごほっ…！…ゴホゴホッ…!……がはっ…はっ……！』
？？「だいじょーぶ？」
『はぁっ……はっ……大丈夫なわけ…』
大丈夫なわけねーだろ！見てわからんのか！！！
そう言ってやろうと顔をあげたが、思わず言葉を失った。
『………どこ………ここ…………？』
周りを見てもお花、お花、お花。
その奥には木、木、木。
自分の隣には小さな池。
…どこだ、ここ。
私は海に落ちたはずなのにどうして…？もしかして、天国？それとも地獄？はたまた夢？
いや、多分夢だ。
だって天国にしても地獄にしても似合わない人が目の前にいる。白い髪に顔を半分口布で隠した怪しい男。彼は腰を低くして私を見ると、ニコリと胡散臭い笑みを浮かべる。
？？「大丈夫そうだね。君、家はどこ？」
『………は？……いや、知らない人に住所言いたくないんですけど』
？？「………小さいのにしっかりしてるのね」
ポンポンと頭を撫でられる。
はぁ！？小さい？これでも高校三年生ですけど！！チビって言いたいのか！？クラスで身長は後ろの方だったぞ！
私はムカムカして、目の前の男をビシリと指さす。
『っ、変な髪！！毛量オーバーだろ！それに服も！よくこんな森みたいなところでコスプレできるな！変態！』
？？「へんたっ…………嬢ちゃん、これは変な服じゃなくてね」
『…じょ、嬢ちゃん……！？』
この時代に嬢ちゃん呼びとか…見た目より歳いってるのかな。すごい背筋がゾワゾワしたんだけど。気持ち悪い。でも、凄く良い声をしている。(なんのコスプレかは知らないけど)似合ってはいるけど声優にジョブチェンジするのをオススメするよ。
？？「うーん。人の話聞いてね」
『え？なんか言いました？』
ｶｶｼ「だから、俺は木の葉の里の忍ではたけカカシって言うんだけど嬢ちゃんは？」
『木の葉の里…忍……ニンニン！！』
ｶｶｼ「何そのポーズ」
忍って忍者のことじゃないのか？私は典型的な忍者ポーズをする。だが、カカシとかいう男は分からないのか苦笑いを浮かべていた。
ん？待てよ………………はたけカカシ？
はたけカカシって言ったか？この人。
友人がよく言っていたあのはたけカカシ？
……………のコスプレ？
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かるーあ(プロフ) - イッヌの毛さん» コメントありがとうございます！頑張ります！！ (2020年9月12日 0時) (
レス) id: 7e8732a009 (このIDを非表示/違反報告)
イッヌの毛 - 更新頑張ってください！楽しみにしていますね！ (2020年9月11日 21時) (レス) id: bf8e6a55c2 (このIDを非表示/違反報告)
かるーあ(プロフ) - MAERさん» うわぁ！？ありがとうございます！！そう言って貰えると凄く嬉しいです！頑張ります！ (2020年8月28日 21時) (レス) id: 7e8732a009 (このIDを非表示/違反報告)
MAER - やべえ！！更新めっちゃ楽しみです！頑張って下さい！応援してます!!!!!(うるさい) (2020年8月28日 1時) (レス) id: 7446762651 (このIDを非表示/違反報告)
かるーあ(プロフ) - 茶々(ピンク)さん» 初コメありがとうございます！頑張って更新していきたいと思います！ (2020年8月26日 21時) (レス) id: 7e8732a009 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かるーあ | 作成日時：2020年8月23日 10時
