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95話 伊達ちゃん ページ10

2日後、コナン君の誘拐事件の事で事情聴取に来ていた降谷と僕
と言っても、あの場所からすぐに立ち去った僕は音沙汰なし
拳銃使ったけど、バレてないらしい

安室「まさか、あの時拳銃を使うなんてな」

A「悪いな、ああでもしないとコナン君と梶塚さんを助けれなかったしな」

安室「まあ、無事ならいいが…」

警視庁から出て外を歩くとコナン君達少年探偵団がいた

A「コナン君!」

安室「僕も残念だよ…せっかく噂の阿笠博士に会えると思ったのにね…」

コナン「あ、安室さん、Aさん」

A「やあ」

安室「毛利先生から聞いてたんだ…
今日、君達少年探偵団が阿笠博士の車で警視庁にパンフレットの撮影をしに行くって」

A「ん?そんな事言ってたのか?」

安室「まあな、丁度、僕も警視庁に来るように言われてたから…もう終わったけど…」

コナン君達パンフレットの撮影に来てたんだ
ちゃんと風見に聞いとけばよかった

コナン「え?なんで呼ばれたの?」

安室「この前、君を誘拐した犯人が乗った車に僕の車をぶつけて止めたあの一件さ…
やり過ぎだったんじゃないかって再度事情を聞かされたんだ…」

A「よくやるよねー、旧車なのに」

安室「ははは」

呆れた顔で言ってやると安室は苦笑いだ

安室「まぁ、ここに来たのは別の用があったのもあるけど…」

A「(フイ」

コナン「?別の用って?」

A「あ…気にしないでいいよ」

安室「もう用は無くなったから」

僕の手を掴んでRX-7まで歩いた
伊達ちゃん…死なないって…言ったじゃないか!

安室「…大丈夫か?」

A「笑っちゃうよな…僕の周りの人はどうして死んじゃうんだろう」

安室「……」

A「母さんも父さんも陣平兄さんも萩原も、伊達ちゃんまでいなくなっちゃうんだ」

降谷は黙ったまま僕を見ている

A「降谷だけはいなくならないでくれ」

降谷に掴まれた手をギュッと握りしめた
降谷もそれに無言で答えてくれた

降谷(いなくなるものか…お前を置いて死ねるわけないだろ)

それから数日後
伊達ちゃんの墓参りに来た僕と降谷は1本のつまようじをお供えした

A「伊達ちゃんのバカ」

降谷「……」

A「死なないって約束したじゃんか」

墓の前で言う言葉ではないのはわかっている
わかっているが、どうしても言いたかった

A「僕と兄さん達と仲良くしてくれてありがとう…伊達ちゃん」

ニカッと笑って僕達は墓参りを終えた

96話 墓参り→←94話 恐怖



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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2018年5月24日 21時

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