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93話 お迎え ページ8

運転を代わっていた博士は運転していた男に声をかけてすぐに後ろに下がった
と、思いきやすぐさま後ろから降谷の車が追い越した

A「チッ!事故になりやすいが…仕方ない」

胸ポケットから拳銃を取り出して照準を合わせる
片手で運転しながら撃つのは久しぶりなので、自信がない

A「散れ」

窓から一発の弾丸が飛び青のスイフトの後輪に命中した
スイフトは止まりかけるも走り続けた

A「あー」

拳銃をしまいすぐにブレーキをかけ車から降りて走った

なんでかというと降谷の車が青のスイフトの行く手を阻んだから
流石、金持ち修理代は払える余裕があるからやるってか?

犯人がコナン君を人質にしながら降りて来た
そのスイフトの上にはバイクに乗った高校生がいた

A「は、はは」

「吹っ飛べェ!」

バイクの後輪で犯人を吹っ飛ばした高校生
コナン君なんかドン引きしてる

「よかったー!無事だったかー!」

コナン(なんでいるんだよ…コイツ)

A「フィーー…」

髪をかきあげて博士達が乗る車を見送った
降谷は何かを思ったのか怖い顔で走り去る車を見送った

そんな時、降谷の携帯が鳴った
僕はインカムを付けていたので降谷の話が丸聞こえだ

『どうやら、一応の信頼は得られたようだけど…
私との約束は守ってくれるわよね?

“バーボン”』

A「!(バッ!」

勢いよく振り返るとバイクに乗ったベルモット…いや、クリスさんがいた

クリスさんは僕に気づくと優しく微笑んでくれた
僕はそんなクリスさんに何も顔を向けずに俯いてしまった

A「……」

「おやおや」

A「!?」

「そのようなお顔をしてどうしました?」

A「(バッ!」

僕の背後を取ったのはあろうことか僕を迎えに行くと言っていた男だった
気配もなく忍び寄って来た男に僕は恐怖を感じた

この僕が背後を取られた

「お迎えに上がりました」

A「ふざけんな!」

「おやおや、言いましたよね?
お迎えにはちゃんとお知らせすると」

A「近づくな!僕に触れるな!」

男から離れるが男は僕の腕を掴んでギリ!と強く掴んだ

A「いっ!」

「生贄というのは変わりません
貴方が背中に抱えるそのいれずみ…
貴方が死ぬまでむしばんでいくんですから」

A「うるさい!」

腕を振り切り距離を取ってからシボレーに走った
男はやれやれと、ため息をついた

A「ハァハァ」

シボレーに乗り込んでエンジンをかけその場を走り去った

94話 恐怖→←92話 カーチェイス



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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2018年5月24日 21時

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