124話 ポアロ ページ44
秋夜「そうだな！今日はAの退院を祝ってなんかうまいモンでも食うか！江戸川君も！」
コナン「やったー！(ガキのフリするのも辛いぜ…)」
凛夜「あ、ならさ！ポアロ行こうぜ！
俺、前から行きたいと思ってたんだ！」
秋夜「ポアロなんかいつでも行けるだろ？」
凛夜「何言ってんだよ！Aのお気に入りの喫茶店だろ！？行ってみる価値ありだ！」
秋夜「おいおい「って事で行くぞ！」おい！」
ルンルンしながら部屋を出る凛夜に呆れつつも後をついて行く秋夜
部屋に取り残されたコナンとA
コナン「ハハハ…」
A「……」
コナン「？」
部屋を出ようと思いドアの方に歩き出すが、Aが来ない事に気付いたコナンは後ろを見た
Aは写真立てを見つめていた
コナン「Aさん？」
A「あ！ごめん」
写真立てをコトリと置いて部屋を出るA
コナンは一応のために写真立ての写真をスマホのカメラで撮った
ーーーーー
ーーー
ー
凛夜「こんばんは！」
梓「あれ？秋夜さんとAさんとコナン君！と…？」
凛夜「この2人の兄の煤城凛夜です！よろしく」
ポアロに入ると榎本梓だけが店番をしていた
凛夜と初対面の梓はテーブル席に4人を通した
梓「えーっと、凛夜さんはパスタ、秋夜さんはアップルパイとミートスパゲティ、Aさんはいつものですね！」
A「え？あ、はい！」
梓「あれ？今日はカチコチしてますね！」
梓に笑われながらAも笑い返した
記憶を失ったA本人にとっては何がなんだかわからないのだろう
コナン「ボク、スパゲッティ！」
梓「はーい！「梓姉ちゃん！」ん？何？コナン君」
コナン「今日は安室さんいないの？
この時間帯はシフト入ってるんじゃ」
梓「あー安室さんなら「遅れてすみません！」あ、ホラ」
コナン「あ、安室さん！」
ずぶ濡れでポアロに入ってきたのは安室だ
びしょ濡れの服に少し首や額にへばりついた髪
肩で息しながら少し色っぽい品格を出している
コナン「安室さん！ハムサンドの注文だよ！」
安室「え？わかったよ、すぐに作るかっ！！？」
A「？」
ポアロのテーブル席に秋夜達がいたのに気付いた安室は少し固まった
記憶を失っているAとは多分こらが初めてだ
A「あ…っと」
安室「…安室透です、ポアロでバイトしている探偵です」
A「探偵…さん？」
安室「えぇ」
安室は張り裂けそうな気持ちを押し殺してポーカーフェイスを保った
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作者名：サッカーバカ | 作成日時：2018年5月24日 21時
